久しぶりに本を読みました。
こういう機会がないと、自分から本を読むことはほぼ無いので久しぶりの感覚に少しワクワクしました。
スマホを持つようになってから、本を手にしたのは初めてかもしれないと思いました。
プロローグから終わりまでの主人公の秀樹の心の移り変わりや考えの中に共感できることや、ハッと気づかされることがたくさんありました。
私は、専門学校を卒業して就職したときにとにかくガムシャラにやろうと思い、2年くらい友達とほぼ遊ぶこともなく仕事をしたことがあります。
仕事を体調が悪くなるまで頑張ることに美学を見出していました。
今はあの頃とは仕事に対する考え方が変わっています。年齢を重ねたことと、自分が女であるからだと思います。
もしも自分が男ならば、秀樹のように上昇志向が強い仕事人間になっていたのではないかと感じます。
特に第三章は、すごく考えることがたくさんありました。
奥さんのいづみの考えも秀樹の考えも両方持ったことがあるので、2人がケンカをしているところはどちらの気持ちもわかるような気がして、読んでいて少し辛かったです。
私の中で「仕事と家庭どっちが大切なの」は絶対言いたくないし言われたくない言葉第1位です。
恋人でも夫婦でも友達でも、自分以外に大切にしてるものが相手にあるなら、それも受け入れるように心掛けています。
梅沢に怒ったことや、いづみとのケンカやいづみの両親との会話を読んで、自分の価値観を相手に押し付けるのは誰も幸せにならないし、何も解決しないことに気づかされました。
秀樹が三村先輩にもらったアドバイスが凄く好きだと思いました。
「人間を行動に駆り立てるのは〝心〟だよ」
「心が決まれば行動も自然と決まってくるんだ」
当たり前のことのように感じますが、言葉にされるととても心に響きました。
本は自分以外の人生に触れて、自分とは違う価値観を知るツールであることに改めて気づきました。
今までは、悲しく暗い小説を読むことが多かったように思います。
秀樹のように色々な経験を通して、苦悩しながらも前向きに生きていこうとする姿に心を打たれました。秀樹の周りの人達の言葉に、私もきづかされることがたくさんありました。
『出来事は変えられないけど、出来事の意味は自分次第で変えられる』
この言葉は、これから続く私の人生の中で、何度も思い出すような気がします。
自分の気持ちをコントロールするのは自分です。
でも、意外と忘れがちです。
私も秀樹のように、困難な出来事に出会った時、そのことにしっかりと向き合い努力していかなければならないと改めて強く感じました。