職場の読書家Jさんから、頂いた文庫本
加納朋子の「七人の敵がいる」を読みました。
加納朋子の作品はJさんが好きらしく、何冊も貰って読んだけど、
これが一番面白かったかも。
バリバリのキャリアウーマンの陽子。一人息子の陽介が小学校に入学してからの、騒動記。
入学最初の役員決めでもう、専業主婦はもちろん、パートの兼業主婦まで敵を作っちゃう。
学校のPTAに、学童保育父母会、自治会と、次から次へと
お役目は襲い掛かってくる。
だけど持ち前のバイタリティーと、饒舌な話とアイディア
奮闘するワーキングママの陽子は、すごい。
陽介が一年生の時に知り合った、同じ嫌われ者のヤンママと手癖の悪いママも
後でいい仕事をしてくれる。
子育てした事の有る我々なら、経験したことのある、あの役員決め。
陽介が一年~六年まで、中学生になった所で話は終わる。
けど、また陽子は奮闘するんだろう。
職場で、ブルドーザー陽子と呼ばれてる陽子は。