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水ナスを収穫しました。
(★´ひ`★)ゞ
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13.07.06 撮影
水ナスは大阪泉州地域特産のナスで
大阪の代表的な伝統野菜です。
形状は長卵型の品種で、名前の通り水分をとても多く含んでいます。
浅漬けとしての用途が主ですが、l
柔らかな果肉で皮も柔らかくて甘味があるので、
鮮度の良いものは生で食べても美味しいです。
(≧3≦)
泉州特産の野菜といえば、他に黄タマネギがあります。
(★´ひ`★)ゞ
→13.05.20 タマネギの収穫 (O-GArden)
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水ナスを一口サイズに割り、
刻んだシソと鰹節・しょうゆ・ごま油で和えました。
o(^-^)o
このように、水ナスは浅漬けとしても美味しいですが、
こういう食べ方も水ナスの風味が引き立ち、
皮もパリッとした食感でとても美味しいです。
((d(◎ー◎)b))
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伏見とうがらしと一番果の収穫。一番最初にできた実は株の生長を促すために小さいうちに収穫する。 / 13.06.17 撮影
僕は淀苗信仰を実践しているので、
植えつける苗はなるべく淀苗を植えることにしているのですが、
泉州水ナスは珍しく、
淀苗を置いているホームセンターでも見なかったので、
淀苗ではありませんが植えることにしました。
(★´ひ`★)ゞ
→12.06.01 みんな大好き淀苗 ① ((d(◎ー◎)b))
→12.06.01 みんな大好き淀苗 ② ((d(◎ー◎)b))
室町時代、水ナスは利用面から他の種類のナスとは明確に区別され、
果物の一種として位置づけられていました。
かつては泉州地域のみで生産と消費が行われていましたが、
平成7年以後は浅漬けにした時の美味しさが評判となり
全国的に人気が出ました。
かつては澤茄子と書き表され、
その名の通り河川の近くの畑での栽培が多かったそうです。
また、ナスは、
土壌湿気が高い場合に限り生育が旺盛で良質の果実ができ、
逆に乾燥地ではまったく生育収量が上がらない「水茄子型」と、
乾燥地でも生育が旺盛で収量が上がる「陸茄子型」に分類する事ができ、
千両二号などの品種は多肥料としても障害は見られないのに対し、
水ナスは多肥料では新葉が萎縮し、濃度障害(肥料焼け)が発生しやすいそうです。
河川の近くの畑での栽培が多かったことも、
このような水ナスの性質があることも理由の1つとされています。
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13.07.02 撮影
今年の梅雨は雨が少なかったので、生育に影響があり、
2株植えた分の1株は生育状態が悪く、
もう1株の本格的な収穫のし始めには枯れかかってしまいました。
コンパニオンプランツの九条ネギは元気だというのに...。
(* ´Д`*)
→コンパニオンプランツの実践 .01
これは梅雨の影響に加え、
放任が基本となっている宇治田原の畑でのやり方を模して
水やりを怠ったことも枯れかかる原因となった気がします。
他のナスならある程度耐えれても、
水を好む水ナスには酷な状況だったのかも知れません。
(^_^;)(^_^!)
以後、水やりには気を配っています。
(>_<)ゞ
梅雨を過ぎてからは比較的降水量も多く、
ときにはゲリラ豪雨もあるくらいなので
ナスは比較的元気です。
(*´ひ`*)
■参照および引用した資料
・「なにわ大阪の伝統野菜」
なにわ特産物食文化研究会・編著 農文協
・「旬を育てる 旬を味わう 野菜づくり大図鑑」
藤田智・編著 講談社
・「健康365日 旬がおいしい野菜事典」
田中由美・監修 学研
・「農薬に頼らない家庭菜園 コンパニオンプランツ」
木嶋利男・著 家の光協会
・「有機・無農薬でおいしく安心な野菜をつくる コンパニオンプランツで無農薬の野菜づくり」
野菜だより特別編集 学研
・「もっとうまくなる家庭菜園教室 畑と野菜のしくみ」
家庭菜園検定委員会・編 家の光協会