※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~




































⊹⊹⊹⊹⊱═════⊹⊱❖⊰⊹═════⊰⊹⊹⊹⊹














チャポン……



《……フゥ。》















こんな場所で風呂に入ってこんな事を言うとは思わなかったが……










クックック。


今、俺は最高に気分がいい。












結構な疲労感はあるものの、今が午前2時だとしても全く眠気がなく寧ろ目が冴えている。







というのもこの状況で眠気なんてくるはずがない。



明るい照明の中、動かないこの体を観察し放題なんだからな。














スッ…






…なるほど。


あれ程肩を捕まれたのに、お湯が沁みないのは爪を綺麗に整えられていたからなんだな。











スリ…



少し深爪かと思うけど、この綺麗な形からして意識して整えているんだろう。



相手の肌に爪をたてないようにする為……いや、これは何か職業が関係しているんじゃないだろうか?









指も掌もケアしているかのように荒れた所がない。








何か手を使う職業か?














まあ、手だけじゃなくてどこもかもがキメが細かい肌なんだけどな。






スリッ

だからずっと撫でてられる。









お。

鎖骨の下にほくろ発見。







まるで宝探しでもしているかのようで面白い。
















ユラッ…

『……んっ………』


















…飛んでいた意識が戻ったか。


















チャプ…

『……な…に…この状況……』



















掠れた声だな…


だがあれ程善がっていたんだ…当然か。



















《風呂に入ってる。》



『……それ…は…見れば分かる……』



《なら他に気にする事なんてないだろ?》



『……』



《それとも中も外もベタベタのままでいたかったか?
俺は良識的な行動をとったと思うが?》



『……どう…も。』



《フッ、分かればいい。》



『…アナタってほんと……ん、ううんっ…』



《ああ、水飲むか?》



『うん。』



パシャ…
《じゃあ口を開けろ。》



『……いや、そのまま渡してよ。自分で飲むから。』



《遠慮するな。》



『……それの所為でこんな結果になったんだけど?』



《俺が飲ませるんだから問題ないだろ?》



『……』



《ほら、飲むのか飲まないのかどっちだ?》



『……ん…』



《…ククッ。》



















俺は持ってきていたペットボトルに入った水を口に含むとそのままSatoshiと唇を合わせた。





“コクッ”と音をたてるSatoshiの喉…



それを何回か繰り返し“もういい”と言葉が出た後に今度は水を含まずに深いキスをした。









パシャ




動く水面…



俺の体を引き剥がそうと押してくる手…










だけど、まだ力が入らないのは分かっているから無駄な抵抗だけどな。
















クチュ……ヂュッ……

『ぁ…んっ……』















ポチャ…ン……



飲み込みきれなかった唾液が落ちた…














グリッ…

『っ!……ちょっ…と……』



ジュル
《…ハァ……なんだ?》



『…もう…クスリは抜けたしこれ以上は___ 』



チュ!  ヂュッ…… 

『ンッ!…ぁ……』



チュポ
《ハァ……でもまだ俺は……》



グリッ
『っ…』



《勃 つぞ…?》



『っ、…アナタどれだけ負けず嫌いなんだよ……』



《“負けた”とその口から聞くまでだろうな。》



『……』



《フッ。さっきも意識を飛ばす位善がったくせに結局言わなかったな。
強情なのはそっちもだろ?》



『…思ってない事を言うはずないでしょ?』
















ククク…


これだから楽しいんだ。







薬の所為で感度も良く判断も鈍ってるはずなのに、Satoshiは俺の質問に答える事もなく望む言葉も言わなかった。


答えたら楽にしてやると何度も言ったというのに、唇を噛んで必死に我慢していた。














その態度が憎らしくもあったけど、許してしまえる程に可愛いとさえ思った。














だけど、そんな中で1つだけは俺の言う事をきいたものがある。


忘れたとは言わせないぞ。















ググッ
《なら追い討ちをかけても問題ないな。》



『っ!』



《それに“負け”を認めないんだから勿論付き合うよな?》



『ぁっ……』



《それと何度も言っただろ?
“アナタ”じゃなくて翔奏って呼べって。》



『っ、待っ__ 』



《待たない。
さあ、さっきみたいにいい声で俺の名前を呼んでくれよな。グリッ!



パシャ!
『ぁっ、んあぁっ!』




















熱い空間…


逃げ場のない体制…



お湯の中というさっきともまた違う快感…

















さあ、第2ラウンドだ。


いつまで持つか楽しみだな。