※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~




































••✼••┈┈・• • • ❀ • • •・┈┈••✼••
















~3ヶ月後~









シャー


…うん。

今日もいいお天気だね。












クルッ

『さぁ、朝ですよ起きて下さい。』



ゴソッ
〈…むにゃ……おはじゃい…ましゅ……〉



『はい、おはようございます和臣君。』



ゴソゴソ
〔んー…んんー……〕



『…フフ。潤己君は今日もまだおねむですね。』



スッ…
〔んー……なっちゃ…ん……〕



『フフ。はいはい。チュ



〔…へへ……おはじゃいましゅ……〕



『はい、おはようございます潤己君。』



クイクイッ
〈なっちゃん…かじゅも。〉



『クスクス。はい和臣君も……チュ



〈きゃは♪〉
















フフ。今日も朝から可愛い笑顔が見れた。
















『じゃあお顔洗いに行こうね。』



〈はーい。〉
〔ふぁ~……い。〕




カタッ











……ん?





あ、珍しい。


いつもは2人の着替えが終わる頃に起きてくるのに今日は早い。
















〈おとしゃん おはじゃいます。〉
〔おはじゃいます。〕



《……あ、ああ……おはよう。
お前達…いつもそんな事してもらえるのか?》



〈?〉
〔?〕



《なんて羨まし__ 》



『はい。準備が遅くなっちゃうからもう行こうね?』



〈はーい。〉
〔はーい。〕



《……》

















その顔は……





うん、見なかった事にしよう。



朝は忙しいからね。





















あれから僕達は和臣君と潤己君の許しを得て4人で一緒に暮らしている。



話し合いの結果、平日はこの結翔さんのお家で。

そして週末は僕の家で。








でも、今は保育園に近い事もありこっちにいるけど、和臣君と潤己君が小学生になったら僕の家で暮らそうと提案されている。


そしてこのマンションの部屋は、結翔さんのお父様とお母様に住んでもらおうと考えているみたい。











あの時話していた事を実行に移した結翔さん。


それを快く承諾してくれて、今では“じーじ、ばーば”とお2人を和臣君達は呼ぶほどに。







そして結翔さんが僕の事を紹介してくれた時に、驚きはあったのものの僕の事も直ぐに受け入れてくれた…







今では都合がつかない時に和臣君達をお迎えにいってもらったり、6人でご飯を食べたりと、結翔さんのお父様とお母様とはいい関係を築けていると思う。























パタパタ

『お待たせしました。今日のお弁当です。』



《いつもありがとう那智。》



『いいえ。あ、今日の予定忘れてませんよね?』



《…誕生日パーティーなんて、あの歳でいる?》



『勿論ですよ。誕生日は幾つになってもお祝いしないと。』



《…那智がそういうなら行くけど。》



『お車でお母様達のお家に来られるんですよね?
後部座席にプレゼント乗せてますので結翔さんが持ってきて下さいね?』



《…俺じゃない方が親父も喜ぶんじゃない?》



『結翔さんだから喜ぶんです。』



《……ハァ。那智がそう言うなら……》



『フフ。』



スリ
《那智、プレゼントの用意もそうだけど…いつも母さん達を事も気にしてくれてありがとう。》



『いいえ。僕は当たり前の事しかしてませんから。』



《そう言ってくれる那智に感謝しかないよ。》


















結翔さんはよく“ありがとう”を言ってくれるようになった。


食器を片付けようとしても“美味しかった、ありがとう”とか、洗濯機をまわそうとしても“洗濯ありがとう”とか、どんな些細な事でも…










それを聞いているからか、今では和臣君も潤己君もお父さんの真似をしてよく “ありがちょう” と可愛いく僕に言ってくれるようになった。



お父さんの影響は大きいから、僕の事も“くましゃん”呼びから“なっちゃん”になったけどね。
























《那智。》



『はい?』



《今日の那智が選んでくれたネクタイはどう?》



『はい、今日も素敵です。』



《曲がってないか見て?》



『え?曲がってはいないので大丈夫だと__ 』



グイッ  チュ!

『っ////!』



《…今度からは俺もああやって起こしてよ。》



『……は…い……頑張ります////』



《俺には照れるんだ?
クスクス、本当にに那智は可愛い__ 》



パタパタ
〈あー!〉
〔あー!〕



《……》
『!』



〈ちゅーちた!〉
〔おとしゃんだけじゅるい!〕



《…いや、お前達だってさっき__ 》



〈かじゅも!〉
〔じゅんもちゅー!〕



《いや、だからお前達は既に__ 》



『フフ。じゃあ……』




チュ! チュ!

〈きゃは♪〉
〔ひゃは♪〕



《……》



『いってらっしゃいのチュウだよ。』



《……これで既に2回目………》


















そんなガッカリした顔をしなくても……フフ。




















『はい、靴を履いて下さい。
忘れ物はありませんか?』



〈にゃいでしゅ!〉
〔かんぺきでしゅ!〕



『じゃあお父さんと手を繋いで……はい、今日も沢山笑って楽しんできて下さいね。
いってらっしゃい。』



タンッ
〈いってきましゅ!〉
〔いってきまーしゅ!〕



《…行ってきます……》


















__パタン






シーン…




3人が出掛けちゃうと静かになるお家…



やっぱりこれはまだ慣れない…








一緒に暮らし始めてから、僕はもっと欲張りになっちゃったのかも……









だけど…


だからこそ皆の笑顔を守りたいと更に強く思うようになったのかもしれない…











何をしても変わらない事だって確かにある…


でも、変わる事が良い事に繋がる時だってある…









僕に出逢えた事が嬉しいと…変わらせてくれたのは僕だと結翔さんはよく言ってくれる…


良い方に変われた事が僕の力なら、僕は何度だって頑張りたいと思う。





僕のほんの少しで、家族に笑顔が増えるなら何度だって……

















スタッ
『よし。僕も今日を良い1日にしなきゃね。』


















明日、また皆で笑える日にする為に……





































最後まで読んで下さり
ありがとうございました(・∀・)ノ