※これは妄想腐小説です BL要素が含まれます
~間違われた方、苦手な方はお戻り下さい~



































𓏸𓈒𓂃𓂃𓂃☾°̥࿐໒꒱ 𓂃𓂃𓂃𓏸𓈒








……あ~ぁ。これ、俺が文句言われるやつじゃね?


“なんで見てないの?” とかなんとか……







せめて競技場内にある大型ビジョンが見える場所だったら良かったのにな。


そしたらほんの少しでも“見た”って言い訳できたのに。














……いやでも、俺の所為じゃねぇよな?







あんな他に人がいる場所で声かけてきた所為で注目されつつあった…

だから、面倒臭ぇけど、1番面倒臭い事になるのを避けた訳だから寧ろ俺はよくやった方だよな…?









……うん。俺は一切悪くないな。





よし、あっちは問題ないとしてこっちは__













「おい聞いてるのかよ!?」



『…聞いてねぇよ。』



「なっ!なんだと!?」
「何様だよ!お前!」













おぉ、おぉ。

この前とは違って最初から大分喧嘩ごしじゃん?





ま、それは櫻谷じゃなくて“俺だから”だろうな。















「お前の所為で櫛田はずっと学園を休んでるんだぞ!」
「そうだ!謝れよ!」














…ハァ、面倒臭ぇ。














『どこに俺が謝る必要がある?』



「!」
「はあ!?」



『クシダだか何だか知らないけど休んでるのはそいつの個人的な問題だろ。
それなのに謝れ?…ハ、意味が分からない。』



「っ、あるだろ!」
「お前が櫻谷君の隣にいるからだよ!」



『……』



「そうだそうだ!付き合ってるなんて嘘つきやがって!」
「お前なんかは似合わないんだよ!」













お?

嘘だってバレてんじゃん。




…たまたまか?








ま、そこはどうでもいいけど……















『…それはあんた等が決める事じゃないだろ?
俺を選んだのは櫻谷だ。
文句があるなら櫻谷に言えよ。
まぁ、あいつに直接言えるなら…な?』



「「!!」」














櫻谷がいない時を狙って俺に話しかけてきたんだろうが、こっちはこういう時にどう答えるかは打合せ済みなんだよ。


ま、櫻谷にこう言えって指示されてるだけだけどな。

















『じゃあもういいよな?俺は戻__ 』



「っ!待てよ!」



『…ハァ…まだ何かあるのかよ?』














こいつ等はどうでもいいのかもしれないけど、今日は競技に参加してなくても体育の授業として換算されてるから観戦してないとならないっていうのに…
















「お前から櫻谷君に言えよ!別れろって!」














……はあ?


さっきは付き合ってるのは嘘だとか言ってたのに何言ってんだこいつ?














「そうだ!それで櫛田と付き合えって言えよ!」
「櫛田は学園に来れないくらい真剣に櫻谷君の事を想ってるんだからな!」















……バカか、こいつ等。





直接言いにもこれない奴が何が真剣に想ってるだよ?


しかも、たったそれだけで学園を休んでるとか……何の為に入学したんだよ?








金持ちらしいから屁でもねぇんだろうけど…舐めきってるだろ?
















「分かったな!?」
「守らないと痛い目みるからな!!」













ガキか。

そんなんで俺が今さらビビると思ってんのかよ?






でも……イライラするな……マジで。
















『お前等いい加減に__ 』



スッ
《ねぇ…?》



「「っ!!」」



『……あ。』



《“痛い目” って具体的に何をするか俺にも分かるように教えてくれるかな?》


















櫻谷……