ニュージーランド移民法の改正再び | ニュージーランド半自給自足生活

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海があって、山があって、川があって。温泉も湧く国 ニュージーランド。
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ニュージーランドの移民法は、本当にコロコロ変わる。そして、その変更の度合いが、ものすごい変更であったとしても、何の前触れもなく突然バーーーーンと発表したりするので、永住権を取得できてしまうまでは本当に気が気じゃない。

 

私たち自身が永住権を取得した時も、実際にそうゆう時間を過ごしてきたし、お願い!!これ以上移民法厳しくならないで!!っと祈りながら、申請の準備を進めたのを思い出します。実際に条件はどんどん厳しくなり、最後の最後で英語力の証明で引っかかった時には、あーーー><っと青ざめましたが、なんとか努力して乗り切り、だから永住権が取得できた時は本当に嬉しかったし、いろいろなことに感謝しました。

 

だけど、変更はいつどのタイミングでやってくるか、本当に誰にも予測できない。いつも突然発表されるので、永住権取得に向けた現地の資格を取得するための留学期間に移民法が変更にならない保証なんてどこにもないんですよね。だから、申請者は腹をくくって頑張るしかない。移民法が変更になったからには、新しい法律に合わせて、また最善の準備をするしかない。ニュージーランドにとって必要な人材になることがこの国で生きていくための権利を得られる条件になるのだから、自分がそうゆう人材になるために頑張るしかないのです。

 

諦めたらそれまで。

 

それにしたって今回の発表を受けて、パニックに陥る人達はかなりいると思う。

 

朝起きて、日課にしている移民局からの新着ニュースページを確認したら、昨日付けでものすごい変更ニュースがドーーーンと発表されていて、何度も読み返してしまいました。今回はエッセンシャルワークビザ、技能移民永住権の2つのビザでいずれも条件の変更が発表されました。

 

移民局の新着ニュースページ

 

スキル職ではない職種のエッセンシャルワークビザの延長は3年までしかできないとか、スキル職ではない職種のエッセンシャルワークビザ保有者の配偶者にはワークビザが出なくなるし、子供は留学生扱いになる。

 

今まで、ANZSCOの職業分類的に永住権の取得はできないけど、エッセンシャルワークビザの延長で移住生活を続けてきていた職種の方達には影響をうけちゃう変更です。

 

親のビザの種類で子供の小学校、中学校、高校の学費がものすごく違ってくるニュージーランドでは、この変更はワークビザのファミリーにとってはもちろんだけど、子供達の通う学校側にとってもすごく大変な変更だな。。。だって今は、ワークビザでも子供の学費が現地人同様に無料(寄付金はあるけど)で公立や公私立の学校に通学している子供達が、親のビザの更新のタイミングで留学生扱いになり、年間150万円ぐらいの学費が発生することになるんだもの。これまではインターナショナルスューデントからドメスティックスチューデントに切り替わることはあっても、その逆ってなかっただろうから、学校の事務手続きで混乱するだろうな。。。そしてこの混乱は、親のビザが切り替わるタイミングで今後数年間にわたり発生し続けるんだと思います。

 

学校側が移民法の変更について行けていないことってこれまでにもたくさんあって、例えば、ディプロマコースの学校がエージェントを集めて、張り切ってLEVEL7のコース作りました!って発表するので、あのーー先日の移民法改正で今の所LEVEL7かLEVEL8かの間のギャップはかなり大きく、今後マーケットではLEVEL8以上のコースじゃないとなかなか難しくなってくるかと思いますよ?っとお伝えすると。そうなの???なんで???詳しく教えて!!!っと逆に学校側からコース方針のアドバイスをもとめられちゃうこともあったりします。

 

今回の移民法改正は、当事者だけではなく、広くたくさんの人たちに影響がある変更だと思います。

 

それから、もうひとつのビザの変更、技能職種での永住権では、ANZSCOが発表する技能職でジョブオファーがある場合でも、規定の給料以上の雇用契約でないとジョブオファーポイントがつかなくなったりするそうです。その最低基準が$48,859 a year。Level1、2、3の技能職に入っていない職種の場合にはさらに厳しく $73,299 a year 。

 

人材が不足している分野や将来的な発展が見込まれる分野における学歴や職歴に対するポイントやニュージーランド国内に国籍や永住権を持っている近親者がいるかどうかというポイントも削除されました。

 

だけど逆にNZQA Level8.9の大学院レベルの学歴や技能職での職歴、30歳から39歳までの年齢ポイントは上がりました。

 

もう、何年も前から、ご家族を伴っての移住を視野に入れた移住留学の場合は、NZQA Level8以上のコースの条件がとても良いですと言い続けてきているけど、ここにきてその点がさらに明確になりましたね。昨年10月の英語力証明に関する移民法の変更の際にもそうでしたが、今回もまたLevel8以上の学歴を取得した留学生に対する優遇は顕著です。

 

だけど、このLevel8以上のコースに入学して無事に卒業するためには、たとえ入学条件がクリアーできたとしても、卒業するにはものすごいご本人の努力と、その期間を支えるご家族のサポートが不可欠になります。また卒業後の就職活動も決して楽してスイスイといった状況ではないので、このコースを選んだとしても、永住権が取得できるまでには相当の努力が必要になります。

 

その覚悟を持って頑張った人には引き続き道は開かれているのですよ。。。っと移民局が移民法の変更を発表するたびに、この国が求めている人材像が見えてくるような気がします。

 

さて、移民局情報を書くときには毎回言っておりますが、情報を確認する際には常に信用のおける情報元の情報のみを信じて、巷の噂などには振り回されないようにしましょう。まだ詳しい情報は後日発表されるとありますので、まずは上記にリンクを貼った移民局からの発表の新着情報を毎日チェックされることをお勧めいたします!

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今日はイミグレアドバイザーオフィスや移民弁護士オフィスなんかは、もう大変なことになっているだろうな。うちのオフィスの2つどなりも移民弁護士事務所なんだ。

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