深夜から カラスが鳴きだして朝が白々とあけるまで



むちゅうになって語り明かした。




それでもまだ 晴れ晴れとした気持ちにはなれない



なんていうか、



私自身の中に、長い年月かけて蓄積されてしまった



コミュニケーション不足があって



それが一気に 噴出して




これまであった、心の中の寂しさ。



以前は、泣くことで、気持ちを整理できていたのに



いつしか、涙も枯れ果てて



泣くことすらできなくなっていた 寂しさ。




それが、噴出していた。




会話しながら、私は自分の心を感じていた。



わたし、こんなにも、こんなにも寂しかったんだ。



わたし、こんなにも、話がしたかったんだ。




私のこと、みるにみかねて 声をかけてくれたその人は



長い、長いじかんをかけて



話し相手をしてくれた。




私の中で不燃現象をおこしていた気持ちは



まだまだ、完全に解消したわけではないけど



それでも、少なくても



抑圧した感覚は薄まった。




その人にとって、深夜を通して



ひたすら、私の話し相手をすることなんて



何のメリットもない。



なのに、本当に一生懸命話し相手をしてくれる。



私なんかに、つきあってくれて ありがとう。




さみしかった。



寄り添ってくれる人がほしかった。



久しぶりに、男の人と語り明かして朝を迎えた。




ちょっとだけ、仮眠をとって



子供たちが本格的始動をする朝になったとき



なんだか、複雑な気持ちのまま 呆然としていたら



自然と涙があふれはじめた。