「『ウリの会基金』第3次呼びかけ」を転載します。
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みなさま
東京都西部の立川市と町田市にある朝鮮学校を緊急支援するための「ウリの会基金」は、第3次集約を10月19日とし、引き続き寄付を募ることになりました。趣意書についてはメール後半をご覧ください。
「ウリの会基金」には、続々と寄付が寄せられ、また、コロナで大変でしょうという同情だけでなく、反差別、連帯、共感の想いと声が集まってきています。
基金には8月29日現在で578万4059円が寄せられました。
随時、全額を立川と町田の朝鮮学校に寄付しています。
引き続きご協力をお願いいたします。
立川町田朝鮮学校支援ネットワーク・ウリの会
〇「ウリの会基金」振込先
ゆうちょ銀行振替口座
口座名:ウリの会
口座番号:00130-9-293605
*ゆうちょ銀行以外からお振り込みの場合は
店名:〇一九(ゼロイチキュウ)店(019)
預金種目:当座 口座番号:0293605
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立川町田朝鮮学校緊急支援「ウリの会基金」 趣意書
〇私たちの暮らす地域の朝鮮学校
私たちが暮らす多摩地域(東京都の西部)には、立川市に西東京朝鮮第一幼初中級学校が、町田市には西東京朝鮮第二幼初中級学校があります(両校とも幼稚園、小学校、中学校を併設)。東京の各市や神奈川県などから、立川の学校には120人、町田には94人の子どもたちが通っています。みな、地域で共に暮らす子どもたちです。朝鮮学校とは、日本で生活する在日朝鮮人のための学校で、朝鮮語教育をはじめとした民族教育と一般的な教育カリキュラムを兼ね備えた学校で、日本各地にあります。
〇差別が引き起こす朝鮮学校の危機
日本にある学校という学校が休校を余儀なくされるなかで、朝鮮学校も休校しました。徐々に再開しつつありますが、例年通りの学校行事が行えるのかどうか、不透明なままです。学校を中心としたコミュニティの行事も自粛を余儀なくされています。このことは、朝鮮学校にとって危機的な事態です。朝鮮学校はもともと、不当な差別によってほとんどの公的な補助や支援から除外されています。コロナ対策の公的支援においてすら、差別が強く懸念されます。そんな差別を受けながらも、朝鮮学校は授業料と在日朝鮮人同胞の寄付などによって自主運営されてきました。学校やコミュニティの行事は、寄付を募ったり、オモニ会(母親の会)がキムチなどを売って学校のための資金づくりをしたりする大事な機会でもあります。そういった行事等が、できないかもしれないのです。
制度的な差別が是正されないなかで、社会活動によって支えられてきた朝鮮学校にとって「自粛」は大きなダメージ、死活問題となります。また、保護者の経済状況の悪化も懸念されます。学校運営が危機に陥るのではないか、教育を担う教職員の給料は大丈夫なのか、経済的事情のために転校を余儀なくされる子どもが出てくるのではないか、そんな心配があります。
〇緊急支援の呼びかけ
立川町田朝鮮学校支援ネットワーク・ウリの会では、今回の新型コロナ流行の緊急事態に対して学校への緊急支援が必要と考えました。そこで、ウリの会参加の7団体が呼びかけ団体となり、立川町田朝鮮学校緊急支援「ウリの会基金」を立ち上げ、寄付を募ることにしました。いただいた全額を、立川と町田の朝鮮学校にお渡しし、危機を乗り切る一助になればと考えています。ぜひともこの趣旨にご賛同いただき、寄付をお寄せいただきますようお願い申し上げます。
2020年6月8日 立川町田朝鮮学校支援ネットワーク・ウリの会
<「ウリの会基金」呼びかけ団体>
チマ・チョゴリ友の会
朝鮮学校に教育保障を!オッケトンムの会
三多摩日朝女性の集い
「ハムケ・共に」
朝鮮学校を支える町田市民の会
八王子市で朝鮮学校への助成金を実現する会
朝鮮学校に公的支援を実現する会・調布
<「ウリの会基金」共同代表>
猪俣京子(「ハムケ・共に」)
瀬戸英治(朝鮮学校を支える町田市民の会)
松野哲二(チマ・チョゴリ友の会)
<連絡先>
東京都国立市東4-19-16椿荘102(スペースF)
電話:090-3085-7557
watasitati2004@yahoo.co.jp

