全国朝鮮高校学校校長会、学校法人東京朝鮮学園、朝鮮学校全国オモニ連絡会、東京朝鮮中高級学校オモニ会、全国朝鮮高校学生連絡会の各代表たちの発信により、今日25日衆議員会館第一会館面談室で記者会見が行われた。
 
「高校無償化」問題に関しては、「外交上の配慮などにより判断するべきものではなく、教育上の観点から客観的に判断すべき」というのが、朝鮮学校生徒への高校無償化制度適用についての審議過程における、政府の統一見解だったはず。
 
にも関らず、仙谷官房長官は、朝鮮学校の高校授業料無償化について「朝鮮半島が緊張してくる中で現時点では手続きを停止することが望ましい」と言明し、高木文部科学大臣も朝鮮半島の緊迫情勢と関連し「朝鮮学校の授業料無償化制度の適用についての影響は極めて大きい」としながら「重大な決断をしなければならないかもしれない」と発言したと報道された。
 
また、管総理みずから文部科学大臣に、「プロセスを停止してほしい」と指示を出したことが明らかになる。
 
「高校無償化」制度の趣旨や政府の統一見解、文部科学大臣の公式発言にてらし、到底理解することの出来ない、矛盾に満ちた指示や発言。
 
このような事態に子どもたちが、どれほど傷ついてきたか分からない…
抑えることのできない憤りと、一日も早い朝鮮学校生徒への無償化の適用を求め、会見発信団体による「緊急声明」が読みあげられた。
 
高校学生連絡会代表たち、オモニ会代表たちの心の叫びと切なる願い…
 
 
皆の発言後、各新聞記者たちの質問に私は愕然としてしまった。
一体、何を聞いていたのかな?
 
発言を文字として筆記していただけなのかな…
耳を傾けてはいなかったのかな?
気持も言葉も全く伝わっていないように思えて…
 
 
「聞く耳」もふさがっていたようで。
…真意が伝わらないのは悲しいですね…
 
僅かでも、真意のこもった記事が載ることを、秘かに期待しています。
マスコミや報道の役割はとても大事です。
情報の蓄積は国民たちの意識に大きく関ると思う。
人権意識の向上にその役割を果たすべきではないでしょうか。
 
人権が尊重される社会を、共に築きたいですね!