思いのほか東洋的な作品でした。
イニョン(因縁)という言葉が何度か出てくるのですが、
それがすとんと腑に落ちるのは
文化が近いせいだろうな、と思いつつ。
私のツボはヘソンくんの韓国男子っぷり。
ノラがカナダに移住してNYに移り住み、かっこよい女性になったのに比べて
顔立ちは悪くないのに、どうも垢抜けないヘソンくん、
英語の発音も笑っちゃうくらい韓国語なまり。
ノラが言っていた典型的な
(私が韓流ドラマや映画で感じるのもほぼ同じ)
韓国男子なんですよね…^^;
それはさておき、この作品。
心の中の引き出しに突っ込んだままの想いを
取り出して丁寧に畳んでしまい直す
(でも未練はある)
そんな作業を見せてくれているようで
私はとても好きでした。
余談ですが、
牛込神楽坂駅近くに「袖摺坂」という坂というか階段があります。
「袖振り合う(摺り合う)も多生(他生)の縁」の例えがこの映画に出てきまして、
この坂ですれ違えば袖が触れるくらい狭いので
ここで会ったら前世で何らかの縁があったということになっちゃいますが、
本当にそうなのか?
ワタクシかなり疑っております。