東野圭吾のインタビューより
「どちらから読んでもらってもいいのですが、両方読めば両方読んだなりの面白さがあると思います。ただ『白夜行』の「続編」にはしたくなかったので、『幻夜』を書くとき、そこは苦労しました。ズバリ書いてしまうのは無粋。両方を読んだ人同士でいろいろ想像して盛り上がってくれればいいな、と思っています」
以下ネタバレ注意
このインタビューでもわかるように東野圭吾は、幻夜で新海美冬を名乗る謎の女性が誰なのか故意に複数の解釈が成り立つように小説を構成した。
これは読者各々が自分なりの解釈をすればそれでよいということか。
ちゅうことは、美冬が誰なのか議論しても仕方がない。
と書いてしまえば元も子もないわけで、著者のいたずらに付き合って推理を楽しんでみよう。
まず、普通に小説を読めば二つの推理が浮かび上がる。
①新海美冬に成りすましている女性=唐沢雪穂
②新海美冬に成りすましている女性=浜本夏美
8月17日追記
幻夜を再読中である。新海美冬=浜本夏美の線は弱いと判断する。
余談だが、WOWOWドラマの幻夜ではわざわざ船越英一郎(映画版白夜行の笹垣刑事)までゲスト出演させて新海美冬=唐沢雪穂という設定にしている。
つづく