西郷隆盛
モアナと伝説の海
テレビで視聴
まず、南国ののどかで開放的な景色に癒される
島の自然が綺麗だし、海でおばあちゃんが踊る姿は切なさも混じり心に残る
歌も軽快でポップなものも多くて気持ちがあがるし、一方自分らしく生きなさいと心に語りかけてくる名曲もあり、何度も聞きたくなる
この映画を通してのメッセージである、「自分が何者かは自分が決めなさい」という言葉は心に響いた。
周りに期待されること、どう思われるかばかり気にして仕事していると、自分の好きなことをして、これが私だ!と言えるのは夢想に近く無理だと思いつつも憧れがある。
自分の好きなことをしていいんだと後押ししてもらえることで、前向きに生きる力が湧いてくる。
みんなに顔をしかめられても、海辺で踊るのが好きだと言って、儀式にも出ずに踊るおばあちゃんの姿はとっても羨ましい
「私が死んだらエイになって帰ってくるよ」泣ける。。
モアナもマウイも、選ばれたからではなく自分が決めたからやるべきことをやると決心して行動する姿は力強くて励まされる!
ただ、モアナが挫折して海が戻ってしまう場面は衝撃だった。
やっぱりモアナは選ばれた、特別な存在なんだと思ってたから、海は最後まで励ましてくれるんだと思ってたけど、すんなり帰ってしまった。
でも、海もマウイも離れても、自分が決めたから最終的には世界の平和を守れた場面に、みんな自分が特別でなく悩んでいる現代人にとっては勇気が湧いてくる場面だと思う。
最近のディズニーは世相を反映して、守られて王子様に選ばれて幸せに暮らすプリンセスではなく、自らが統治者となって冒険もする自立した女性が多い。
アナ2なんかも明らかにそれを意識してて、逆にありきたりだと思ってしまった。
モアナも村長の娘というプリンセス要素はありつつも、特別扱いされるわけでなく自らリーダーとして働き、海でも自分で航海術を学んで自活していく。
終いには恐ろしい悪魔にも立ち向かっていく!
今の女の子にはこういうプリンセス像がウケるのかな?
確かにシンデレラや眠れる森の美女など、美しいだけで王子様に選ばれてる感じで女性蔑視も感じるけど、個人的にはこれこそプリンセスという憧れがあるのも事実。
私が30代でそういう刷り込みがあるからかもしれない。
昔ながらのプリンセス映画も好きだけど、モアナの、「自分の好きなことは自分が決める。自分の生き方は自分が決める!」というテーマはとても感動した。
やっぱりディズニー映画は面白い!