僕は、子どもの頃にプラモデルを禁止されました。
そのため、大人になってから、プラモデルが大好きになりました。
プラモデルを作り始めた頃は、毎日1個作るような勢いでした。
そのため、プラモ屋に足繁く行ってると、知り合いもできます。
やがて、その知り合いに、展示会に出してみないかと誘われます。
展示会に出してみたら、いろんな人がほめてくれます。嬉しいです。
でも、中には、間違ってる所などを教えてくれる人もいました。それも嬉しいです。
でも、展示会が終わったら、プラモデルをつくれなくなりました。
なぜなら、「間違えてはいけないから、徹底的に資料を調べる」ようになったからです。
また、「これならみんなを驚かせるかな?」だとか、評価やウケを考えるようになりました。
とたんに、まるでつくれなくなってしまったのです。
つくってもつくっても完成しません。
そして、プラモデルを嫌いになってしまいました。
そこから、数年間、プラモデルには関わりませんでした。
でも、やがて、子どもができて、子どもとプラモデルをつくってみたら、
子どもが、それはもう真剣に、嬉しそうにつくるのです。
もちろん、接着剤もはみでてるし、部品もずれています。
でも、嬉しそうなのです。
それを見ていて、僕も嬉しくなりました。
そうしたら、また、プラモデルを作りたくなったのです。
いまは、人の評価を気にしないで作れるようになりました。
自分で好きなように作るのです。
そうしたら、以前の、
「うまいと評価されるようにがんばった」ときよりも、
うまく作れるようになりました。
他人からよく思われたい。
他人に勝ちたい。負けたくない。
そういう気持ちでがんばると、
好きなことも好きではなくなってしまうのかもしれません。
それは悲しすぎます。
「好きったら好き」
くらべないのが一番だと思います。
結果的に上達すると思います。