異常な同調圧力に負けないために | 植松努のブログ

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講演でしゃべりきれないことを書きます。


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最近は、いろんな仕事があります。

職業の選択肢が増えたのは、すごくいいことだと思います。

 

しかし、職業の選択肢が増えても、

職業選択の自由が増えていなければ、なんにもならないです。

 

残念な事に、ちょっと珍しい仕事や、ちょっと新しい仕事をしたいというと、

「そんなので、喰っていけるの?」

「それは、むずかしいんじゃない?」

「それには、センスが必要だからねえ・・・」

「それは、よほどすごい学校に行かないと・・・」

などなど、様々な出来無い理由を教えられて、

最終的には、「普通の仕事でいいんじゃない?」

と締めくくられるケースが少なくないです。

ついでに「世の中そんなに甘くないよ。」とたたみかけられます。

 

社会の事をあまりよく知らない子ども達が、

社会の事をとてもよく知ってるであろう大人にこう言われたら、

反論のしようもありません。

 

しかし。

普通の仕事って、なにさ?

 

先ほどの条件の正反対が、普通の仕事だとしたら、

「確実に喰えるだけの給料がもらえる」

「修練も経験も不要」

「だれでもできる」

「特別な知識や資格が不要」

というかんじになると思います。

 

簡単で、誰でも、経験無しでできる。

そんな仕事は、「だれでもできます」

ということは、いつでも取り替え可能ということです。

そして、一番安い人がその仕事を獲得する、ということです。

それは、「安定」とか「確実に喰える」とは、まったく逆の世界です。

 

声を大にして大人に言いたい。「世の中そんなに甘くないよ!」

 

そして現実に、大人のアドバイスの結果、この道を選ばされた人が、

どれほどいる事か・・・。

 

先にも書きましたが、

人口増大期には、他人と「同じ」が価値です。

しかし、人口減少期には、「同じ」だと、安いのがえらばれます。

人口減少期には「ちがう」が価値です。

「ちがう」を認め、受け容れる社会が広がれば、

異常な同調圧力も弱くなっていくでしょうから。

 

だから、「ちがう」に出会ったときには、「すてき!」と言ったらいいです。

 

そして、他人とちょっとちがう自分のことも、「すてき」って言って欲しいです。

 

ちいさくつぶやくだけでいいから。

「すてき」って。

 

きっと、なにかがかわりはじめます。