一生自分はだめな人間だ・・・と思い続けてしまう人を作る教育。 | 植松努のブログ

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講演でしゃべりきれないことを書きます。

学校の成績が悪かったことを、

一生引きずっている人は沢山います。

 

自分は頭が悪いだめな人間だ・・・

 

 

僕は、本を読むのが好きでした。

だから、国語が好きなはずでした。

でも、漢字を読むテストはいつも100点なのに、

なぜか漢字がかけません。

今もものすごく漢字力がないです。

だから先生に怒られます。

「お前は国語がなんぼやってもダメだな!」

僕は、国語が嫌いになりました。

テストも、最初からあきらめるようになりました。

 

僕は、計算が好きでした。

パソコンつかって、電卓使って、難しい方程式を解きました。

でも、僕は筆算ができません。

だから先生に怒られます。

「お前は数学が全然ダメだな!」

僕は、数学が嫌いになりました。

先生は、「お前は数学がダメだから、数学が必要の無い学校を選べ」といいます。

だから、ますます数学から遠ざかります。

 

でも、僕はいま、本を書く仕事をしています。

いろんな設計も計算もできます。

僕はダメじゃなかった。

たまたま学校のテストと相性が悪かっただけです。

 

だから、学校のテストの点数が悪いくらいで、

あきらめる必要なんて無いんです。

自分の好きな方法で、学ぶことをやめないで欲しいです。

そして、苦手なものから遠ざかるような指導はしないで欲しいです。

教科書以外の方法で学べるんです。

図鑑でも、博物館でも、映画でも、アニメでも・・・

もちろん、そんな方法で学んでいても、学校のテストの点数は増えません。

でも、間違いなく、「学ぶことの喜び」を知れば、一生学び続けられます。成長し続けます。

ところが、「学ぶことの無駄さや、評価される怖さ」を知ってしまった人は、学ばなくなります。

一生、自分はどうせ頭よくないんだ・・・とあきらめてしまいます。

 

学ぶことを嫌いや苦手にするような教育など、

いますぐにやめてしまった方がいいです。

それは間違いなく、国を衰退させます。

それは、国家の敵です。

 

お願いだから、学校のテストの点数などで、子どもを判断しないでください。

子どもが知りたいことや学びたいことは、どんどん支えてあげてください。

それこそが、将来の力になります。生きていく力になります。

一生を保障するような学歴も資格も偏差値もありません。

いい学校に行けば、いい暮らしができる。なんてのは、

受験産業で喰ってる人達のセールストークです。

そこには保障のかけらもありません。

突っ込む金額に対して、リスクが大きすぎます。

 

どれだけ多くの子ども達が、学校で「自分なんて・・・」を植え付けられていることか。

希望と可能性にあふれて光り輝いて生まれてきた我が子に、

あきらめ方と絶望と自己否定を与えているのは誰か。

 

もうそろそろ、保護者は真剣に「教育」について考えるべきだと思います。

子どもの人生と幸せのために。