シリアルキラーに見られる共通した10の特徴 | 日本のお姉さん

シリアルキラーに見られる共通した10の特徴

シリアルキラーに見られる共通した10の特徴
2013年01月16日

時として人はなぜ、シリアルキラーとなってしまうのだろう?どうして人を殺さずにはいられなくなってしまうのだろう?子供の頃のまわりの環境がそうさせるのか?それとも、持って生まれた性質なのか?

ここにあげる10の項目は、これまでシリアルキラーとなった人たちに見られた共通した特徴だそうだ。これらの特徴を持つからと言って、シリアルキラーになるとは限らないが、こういった特徴をもった人が結果的にシリアルキラーとなったということだけは留意しておきたい。

10.アルコールや薬物の乱用
子宮内で子供がアルコールや薬物の影響を受けると、出生時に深刻な異常が出るかもしれない。
目が開かなかったり、精神遅滞、小頭症や、脳や中枢系の異常など、たとえ彼らが生き延びても、向き合っていかなくてはならない問題が起こりやすい。

子供が薬物依存症の両親の元で育つと、注意欠陥過活動性障害(ADHD)、愛着障害、疑心暗鬼、ウツ、行動障害などが年少の頃から顕著になる。
FBIの統計によれば、シリアルキラーの70%以上が、育った家で薬物乱用に関わる問題を体験しているという。
とはいっても、実際にはシリアルキラー自身がアルコールや薬物中毒であるケースは比較的少ない。
しかし彼らの多くは、子供の頃にそういった状況を目の前で見ているのだ。

9.子供時代の精神的虐待
シリアルキラーのほとんどが子供の頃に虐待を受けていたことは言うまでもない。
名の知れたシリアルキラーたちと面談すると、彼らの半分は精神的な虐待や、ネグレクトに苦しんでいた。
彼らはよく両親から躾と称して、理不尽で、気まぐれで、悪意のある破壊的な屈辱を与えられていた。
子供はただ無視されただけでも、多大な発育不全が起こることがある。
まわりに対して鈍感になり、この虚無感が正常だと思い込むようになって、大人になっても人と感情を分かち合うことがない。

精神的な虐待は、子供の自尊心を損ない、社会に適応したり、学業を続けたり、健康を保ったり、人と親密な関係を築いたりする能力を妨げる。
シリアルキラーはたいてい、長く仕事が続かなかったり、人との関係がうまく築けない者が多い。

8.子供時代の性的緊張
研究資料からわかるのは、子供時代の性的暴力の体験は、その子の成長に深刻な影響を与えることだ。
子供の頃、罰として無理やり女の子の格好をさせられたシリアルキラーも何人かいる。

家族間あるいは両親の間の性的暴力を目撃すると、子供にもっとも大きなダメージを与える。
両親や家族からの性的虐待によって、十代で性病にかかってしまう子供もいる。
子供時代のこうした悪夢のせいで、暴力的な幻想が生まれ、大人になっても続く。

子供時代の虐待は、社会からの孤立、学業の中断(シリアルキラーの46%が高校中退)、自制心の欠如、発作などの原因となる。
こうした児童虐待の調査から、シリアルキラーは生まれながらなのではなく、環境によって作られるのだということを認識せざるをえない。

7.おねしょ
おねしょそのものが、後の暴力的傾向の予兆ではないとしても、おねしょと放火や動物虐待には関係性があると推測されている。
5歳を過ぎてもおねしょが治らず、特に両親や学校の先生などにそのことをからかわれたりすると、子供は自信をなくしてしまう。
自分の怒りや挫折感を表現するために、動物を虐待したり、火をつけたりするのかもしれない。
シリアルキラーの57%以上が、かなり大きくなるまでおねしょをしていたという統計がある。

6.孤独
未来のシリアルキラーの家族は、互いにそりが合わず、いがみあっていることが多い。

そんな関係はうまくいかず、絆は弱い。
頻繁に引っ越しを繰り返す傾向があり、子供たちは18歳になる前に、たいてい親から引き離されて保護施設に入れられる。
このような子供たちは、結局は大人になった時にきちんとした人間関係を築けずに孤立する。

シリアルキラーは、たいていクラスメートのことを覚えていないし、近しい友人はほとんどいない。
幼い頃から他の子供たちにいじめられて、反社会的な傾向を示すようになる。
こうした子供は、まず放火や盗みに手を出すようになり、危険な武器を使い、他人の権利をまったく無視して、敵意と攻撃性をむき出しにする傾向にある。

5.幻想
シリアルキラーは、子供の頃にいい思い出が何ひとつないという感情が強い。
自分の体や生殖器を切り刻む幻想を抱く者もいる。
自分の心の傷に何度も思いをはせ、幻想の中では逆に自分が攻撃する側になっている。

彼らがシリアルキラーになっていく過程で、このような恐ろしい幻想を他人と共有することは決してないが、幻想を現実のものにすることをより頻繁に考えるようになる。
最初の殺人を犯す前に、幻想の中では人を殺し、その後に続く殺人もより効率よく成功させていく。

4.自慰行為を好む
シリアルキラーのほとんどは、十代の頃にパーティやつきあいを避ける。
異性とのごく普通の性的行為を体験したことがないので、自然と自慰行為を好むようになる。
アンドレイ・チカチーロのように、マスターベーションの際に自分のペニスをひどく傷つけるような、異常な自慰行為をする場合もある。

実際に相手とつきあわなくては、正常な性的関係を築けるようになれず、必然的にひとりで性行為をするはめになる。
ある種のメディアから、セックスと殺人が絡む忌まわしい話を植えつけられ、それが性的興奮と結びついて異常な引き金となることもある。

3.のぞき行為とフェティシズム
多くのシリアルキラーは子供の頃から、性的倒錯者のように、のぞきやフェティシズム(異性の所持品を集めて性的満足を得ること)に強い興味を示す。
多くは比較的悪意のないのぞき行為から始まり、強盗、レイプ、そして殺人へとエスカレートする。

2.動物虐待
実に99%のシリアルキラーが、実際に人を殺める前に、まず動物に暴力的な行為を行っている。
崩壊した家庭で育った彼らは、その病的で異常な行為も見過ごされがちになる。
ジェフリー・ダーマーの場合、父親は息子が動物を切りきざんでいることを静観していた。
このような動物虐待は、年若い殺人者の喜びの原動力となり、彼らはなんとかしてより完璧な殺しを目指して、最終的に人間を標的にするようになる。

1.肉体的な障害
事故で頭に傷を受けたり、肉体的な虐待や、出産時に損傷が生じたりして、繰り返し脳にダメージを負うと、攻撃的になり暴力行為につながる重大な可能性があるという。
大脳辺縁系が損傷すると、視床下部や側頭葉が、自然に攻撃の発作を起こすことがある。

脳のこの部位はホルモン、攻撃性、感情、欲求と関わっている箇所で、ここが壊れると、発作を起こしたり、記憶喪失になったりする場合がある。

シリアルキラーの70%が、幼少期や思春期に頭部に大きな傷を負っていて、このようなケガと連続殺人には関連があることをはっきり示している。
精神病質者の前頭葉(計画性や判断力に関係する部位)は正常に機能していないという研究者もいる。

※この記事は海外サイトの原文に基づいて意訳したものです。
via:10 Most Common Traits of Potential Serial Killers
原文翻訳:konohazuku