オーストラリアは、ベトナム難民の世話をしてこなかったみたい
ホー氏の家はボロボロの木の家。
羊だけが友達。
羊は家畜でペットにして住宅地で飼ってはいけないと言って
バアという羊をホー氏から取り上げようとしている。
そんなに、羊を住宅地で飼ってほしくなかったら
郊外の土地にホー氏とバアという羊が一緒に住めるよう
手配をしてあげたらいいのに、罰金ばかり課してとても不親切です。
オーストラリアは、クジラは異常に可愛がり、グリーンピースが日本人の船を痛めたり日本人の目を傷つけても何も思わない。
でもウォンバットやカンガルーは殺す。害獣だからだ。
でも、人がペットにしたとたんに、その動物は害獣でも家畜でもなくなるはずだ。
その辺は、考慮してあげないのかな。
羊が友達なんだから、そっとしておくか、どちらも郊外に住めるよう、住居を提供するかだよ。きっと、オーストラリア人は、ホー氏が汚い格好で家がボロボロで貧乏なベトナム難民で、羊が家畜なのに住宅街で飼われているから、不潔だと感じて追い出したいんだよ。もし白人の男前の独身男子で、服装もきちんとしていて、家もきれいだったら、別に羊をペットにしていても何も言わなかったんじゃないかな。
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愛する羊と共に暮らすため、国家と戦う男(オーストラリア)
2013年07月11日
もし動物の扱い方で人格が判断されるとしたら、ヴァウ・ホーは高い評価を与えられるに違いないだろう。彼は彼の羊”バア(Baa)”を心から愛していた。だがその友情の値段は、現在およそ20万ドル(約2000万円)にもなってしまった。
ホー氏は、「彼の所有している土地から16歳の羊を立ち退かせよ。」という議会の命令に控訴して敗れてしまったからだ。羊はあくまでも家畜であり、ペットとして飼うことは認められないという。
控訴を受けたヴィクトリア州控訴院は、「グレーター・ダンデノン市はホー氏に対し、羊バアの退去を命じる権利がある。羊は家畜であり、ペットとして郊外の一画で飼うことは不適切である。」という最高裁判所の決定を認めた。また控訴院は、ホー氏に対し、議会の訴訟費用を支払うよう命じた。
飼い主のヴァウ・ホー氏と羊の"バア"。スプリングベールの自宅にて。
彼は議会の命令に対して2年間抵抗し続けており、去年最高裁で"議会は動物の飼育に関する法律を定める権力を持たない"ことを根拠に争い、退けられたことを不服として訴えていた。
ベトナム難民の彼にとって、この戦いに諦めという選択肢は無かった。どの法律事務所も彼に手を差し伸べることは無く、自分で法律の勉強までしたのだ。現在彼は別の訴えを検討中で、次の場所はキャンベラの連邦最裁判所とのことだ。
「去年の5月、オーストラリア人にとって正義とは何か?を問うため、私は戦うことを誓った。」裁判所の外でホー氏は語った。
「第2ラウンドでは負けてしまったが、私達にはまだ別の手がある。これは正義の問題で、金の問題じゃない。私の羊はたった60ドル(6,000円ほど)だったが、そんなことはどうでもいいんだ。バアが13歳の時、議会が私からバアを取り上げようとした。バアは家畜ではなくペットとして支えあって生きてきたんだ。これは信条の問題だ。オーストラリアにやって来る前、私は難民として命を賭けた。それに比べればどうってことない。もし私達が負けたら、金を失うだけだ。」
だがその戦いにどれだけの費用がかかるのかについて、彼は多くを語らなかった。「先のことは誰にもわからないさ。」そう語るホー氏。
グレーター・ダンデノンの市長、アンジェラ・ロングは「ホー氏が法廷での争いを選択したことを議会は残念に思っている。」と語り、「地方納税者が不必要な訴訟費用を負うべきではない。」と述べた。
「議会はそのバアという羊と、ホーo氏の老後の福利厚生への懸念を示しています。そして過去何度にもわたって、バアという羊にとって好ましい場所を見つける援助をすることや、このような金銭的な危機にあって居場所を失うであろうホー氏の将来に対して、別の行動をとるように提案しているんです。」ロング市長は語った。
議員でもあるロング氏によると、「議会の規則は公衆の快適性を守るように制定されたもので、国内にいる他の動物達にも例外は無く、羊や山羊、そして牛のような家畜を放牧するには十分な空間を確保しなければならないと制定されている。」ということだ。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52133592.html