今年初のブログ書き込みになります。
どうぞよろしくお願いします。
今回は、先日(16日)びわ湖ホールで行なわれた、
クリスチャン・ツィメルマンのピアノ・リサイタルの感想です。
彼は、1975年のショパン国際ピアノコンクールで
史上最年少(18歳)優勝。
そして、その後も着実にキャリアを重ねている
世界的なピアニストです。
ツィメルマンの生ピアノは、
もうこれで10回は聴いていると思います。
それほどお気に入りであり、
にゃおもまーしゃも楽しみにしていました。
今回のプログラムはすべてシューベルトの作品です。
シューベルト:7つの軽快な変奏曲 ト長調
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第20番 イ長調 D.959
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960「遺作」
弱音は実に繊細で美しく、 強打音は気品高くて情熱的な
ピアノの音色がとても魅力あります。
自ら楽譜をめくりながら演奏するツィメルマン。
彼の表現力とテクニックが凄いため、
まるで交響曲を聴いているような、非常に重厚なピアノです。
そのおかげで、シューベルトの作品の素晴らしさに
改めて気づかされますね。
最後まで退屈に感じることなく
むしろ聴き応えのあるピアノを楽しめたため、
あっという間の2時間でした。