― 12日目(9月9日) ―


さてさて、いよいよ日本ツアーの報告も
最後です。


無事日本を出発し、

ドイツに着きました。


さすがにあとは、「お疲れ様」「バイバイ」

で終わるところなのですが


手短に言うと、

ルイスの荷物が紛失していました。



そう、フランクフルト空港の
手荷物受取所で、


最後の最後まで待って、

ベルトコンベアが動かなくなるまで待って、


「えっ

僕の荷物が来てない」

てなもんです。



係りの人に言うと、


「明日届けますので、住所を書いてください」

とのこと。


ここまでは、まあ普通の手続きですよね。


ところがルイスは、只今家なき子なのです。


家が無いので、住所が無いのです。

マンハイムでは彼女の家に泊まる予定だったのですが


彼女の家の住所がすぐには分かりません。


しょうがないので、長らく居候をしていた
ワオネイの家の住所を届け出ました。


そして翌日、朝いちばんでワオネイの家に
行くことにしました。


こんなに疲れているのに、なんて可哀想(´;ω;`)


でもみんな薄情なもんで
「がんばれ」「がんばれ」と人事のように言って




そのまま、





チューーーース
(ドイツ語で「バイバイ」)






ジャーマン&ブラジリアン来日まであと何日?-ちゅーす





Nativa Brasileira日本ツアー


  ― 終了 ―




※追記: カータのベースは損傷なく、

無事ドイツに着きました!ヽ( ・∀・)ノ








報告がぐだぐだで、すっかり年末に
なってしまいました!


夢のようだった2008年の日本ツアーが
実現できたのは、皆様のサポートの
お陰です!!


私たち自身、とても楽しく、貴重な経験ができたと
大変喜んでおります。


2009年も精力的に活動して行きますヽ( ・∀・)ノ

どこかで「ドイツノ…ブラジル音楽…ナチバ…なんたら」
なんて話を聞きましたら、また宜しくお願い申し上げます!


この場を借りて、皆様とお知り合いになれたことに
感謝を申し上げるとともに、


2009年が皆様にとって健康で実り多い年と
なりますように、心からお祈り申し上げます。



本当に有難うございました!

またどこかでお会いしましょう!!ヽ( ・∀・)ノ



と、言うわけで、






チューーーーーース!!!



ジャーマン&ブラジリアン来日まであと何日?-1

ジャーマン&ブラジリアン来日まであと何日?-2

ジャーマン&ブラジリアン来日まであと何日?-3

ジャーマン&ブラジリアン来日まであと何日?-4

ジャーマン&ブラジリアン来日まであと何日?-5

ジャーマン&ブラジリアン来日まであと何日?-6

ジャーマン&ブラジリアン来日まであと何日?-7

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ジャーマン&ブラジリアン来日まであと何日?-28
2008年、本当にありがとうございました。

楽しいクリスマスを、そして

良い新年をお迎えください!

Nativa Brasileira一同

― 12日目(9月9日) ―


日本に来てから12日目ですヽ( ・∀・)ノ


いよいよこの日、ドイツに帰ります。


この日も朝からSぐちさんが車で迎えに
来てくれました。


母の車と、二台に分かれて空港に向かいます。


空港のチェックインカウンターでは、


案の定、


ひと悶着ありました。


ファウストの荷物が重量オーバー。

だったそうです。


そして、

なんだかよく分からないのですが、

得意の「話術」でうまいこと
オッケーをだしてもらったそうです。


いいね、口がウマいと。


そして、カータのエレキベース。


これが、手荷物扱いにしてもらえないとのこと。


日本に来るときは手荷物扱いにしてもらったのに、
日本から出るときは、同じ航空会社でも
手荷物扱いにしてもらえないのです。


手荷物にならないということは、


他のトランクと一緒に
ぽーんと投げられてしまったり


ベルトコンベアからワゴンに
ドサッと落とされてしまったり


そういうことが普通に起きてしまいます。


しかもこのエレキベースはソフトカバーなので
そういう衝撃には普通なら耐えられません。



航空会社はエールフランスだったのですが、

関空のカウンターでは


「規約では手荷物にはできないことになっているんです。

フランクフルト空港のカウンターでオッケーが
出たとしても、それはフランクフルトのカウンターが規約を守らず
いいかげんな措置を取った
、ということであって、


こちらが許す訳には行かないんです。規則は規則なんです。


と、ガンとして許してくれません。



おまけに、「もし壊れたとしても、エールフランスでは
責任を負いません」
という書類に同意するよう、
サインを求められました。


大事な楽器が壊れる可能性が高いのに、
それを分かっていてベルトコンベアに
乗せるのは、カータにとってはとても辛いことです。


「せめて『壊れやすい』っていうシールだけでも
貼ってくれませんか」


と言いましたが、


「そのシールは、昔は有りましたが
今はもう有りません。」


と言われてしまいました。


「規定のシールじゃなくてもいいですから、
とにかく荷物を運ぶ人が、少しでも雑に扱わないように、
注意喚起のためのマークが欲しいんです。」


とゴネて、


「じゃあ、これでいいですか?」

と貼ってもらったのが


ガムテープ。


に、


FRAGILE(ワレモノ)

とマジックで書いてもらったもの。


「はい、それでいいですから…。」


こうして、

ガムテープ付きのソフトケースに入ったエレキベースは
ベルトコンベアに乗って、流れて行きました。



そして、
悲しそうな顔をしているカータから、

先ほどの「責任を負わないことに同意する」書類
取り上げられると


「はい、ではこれでいいですので。」

と言って、チェックインが終わりました。



カータはしょんぼりしています。


「ああ…私のベース、壊れるだろうなあ…


でも、あの同意書に私、サインしなかったから、
何かあったら文句言う権利がある。」



えっ。


サインしなかったの?



「うん。だって壊れるのが分かってて、

この段階であれがどれだけ壊れやすいか説明したのに、


『壊れても文句言いません』なんて無理やりサインさせるなんて
おかしくない?


だからサインしないで置いといたの。


でも彼ら、私がサインしてないのに気付かないで
同意書を回収しちゃったのね。」



わあ、

したたかだなあ。



こういうところ、ドイツ人らしいです。


さて、これでひとまずチェックインも終わったので…


あとは飛行機に乗って飛ぶだけですヽ( ・∀・)ノ


つづきます。

― 11日目(9月8日) つづき―


さて、清水寺から駐車場に向かう道には
お土産屋さんがずらりと並んでいました。


私は自分の買い物に夢中だったので
皆が何を買ったのかは
あまり知らないのですが


カータは瀬戸物に魅せられているようでした。


ファウストは、浮世絵パンツを買おうとして
「サイズが小さすぎるわ」と諦めていました。


また、駐車場付近の傘屋さんで、

「水にぬれると桜の模様が浮かび上がる」

という傘を見つけて


興奮気味に、走って買いに行きました。



私も買ったんですが(*´∀`)


さて、無事買い物も終り、

京都も堪能したことですし、

西宮に帰ります。



明日ドイツに出発するので、
荷造りをしないといけません。


沢山楽器(特に打楽器)があるので、
皆の荷物に分けて持って帰るのです。


西宮に帰ってくると、


クリスチアーネとカトリンが荷物をまとめている
ところでした。


クリスチアーネは暗い顔をして言いました。


「イタヤ、これ、きっと全部は入りきらないわ。
皆、荷物にはどれぐらい空きがあるのかしら。」


皆、お土産を買ってしまったので
荷物にあまり余裕がありません。


それはクリスチアーネやカトリンも
同じです。



うーーーーん。



しょうがないので、当面ドイツで必要無いと
思われる荷物は日本に置いて行くことに
しました。


私が日本に帰った時にドイツに持って帰ったり、
必要なら航空便で送ったり、という風に
することになりました。


それでも、荷物が多い!


明日無事に空港のカウンターをパス出来れば
良いのですが…。



つづきます。