摩訶不思議[青木クリニック]

私は怪しいものや不思議なものが大好きである。
自然治癒を探している時、友人から富士宮に不思議な病院がある、と聞き、昨年秋、1人で行ってみる事にした。
知る人ぞ知る

[青木クリニック]

そこはゼロサーチという機械を使い、その人の体調不良の原因を調べたり、不思議な治療をするらしい。
ネットで調べると、様々な方の体験談が出てきた。
少し占い気分で受診する事にした。
52号線から芝川方面へ。
途中対向車もいない薄暗い山道に入り、不安になりながらオーディオの音量を上げ、歌いながらたどり着いた。
少し開けた場所に、そこはあった。
あまり病院らしくない佇まい、中に入ると、受付の方も、看護師らしき方も白衣は着ておらず、エプロンだったような気がする。
順番を待っている間、病院内を見回すと、興味のある本や、健康食品などが並んでいた。
名前を呼ばれ、初診者には食事指導から始まる。
食べてはいけない物のリストが殆ど大好物である事に胸を痛めた。
中でも[乳製品]。
私は(牧場に生まれたかった)と思うほど乳製品が大好きである。
牛乳やヨーグルト、生クリームは勿論の事、ハイジのチーズに憧れたあの頃…大人になってからも、ハイジのチーズを再現しようとして、竹串に刺して炙った事もある。
スイスの番組を観てはチーズフォンデュをキラキラした目で見つめていた。
大変なショックを抱えながら診察室に入った。

すると普通の服装(チェックのシャツ)をしたおじさん(先生)が座っていた。


軽くいくつか問診をし、徐に先生は棒のような物を振りかざした。
私の身体の周りを何かを確かめるかのように棒を振った。
[うん、電磁波もない、金属もない。]
と何やら確認し、突然、
[おぉっと!!]
と先生は仰け反った。
そして一言
[ドーパミンが多すぎる。]
と言った。
ドーパミンが多いとは?よく意味が解らなかったが、とにかく少し落ち着かせる方が良いらしい。
あと、食べ物からの毒もいくつか指摘された。
次に私の手の平に次々と不思議なイラストの小さな紙を置き、
[これは違う、こっちかな?]
などと、不思議な棒で確かめながら数種類のイラストを選び、それらをかわいい袋に入れ、ペンダントを作ってくれた。
そして金メダルを渡されるようにゆっくりと私の首にかけ、
[これでヨシ!]
と言った。
なんだかもう元気になる気がした。
そのお守りのようなペンダントは、絶対に水に浸けてはダメだそうである。
そして、身体の毒素を取るデトックスの漢方薬をいただいた。
病院の隣には、自然食品などのお店も併設されている。
そちらも覗いてみることにした。
中に入るとおばさま2人が穏やかにお話されていた。
[どちらから?]と言われ、静岡から来たことを告げると、今は県外からも患者さんが来る事、先生の不思議な話など教えてくれた。
1人のおばさまは、あの不思議なイラストの色塗りをされていた。
[この絵にはどのような意味があるのですか?]
と尋ねると、
[ね~え、私達にもわかんないんだけど、先生は何か感じるものがあるんでしょうね~。]
と話されていて、益々興味を掻き立てられた。
そちらではシャンプーとリンスを購入。
薬局では砂糖不使用のチョコレートを買った。
診察、薬代含め3000円程であった。
その後漢方薬(4種類)を飲んでいたらすこぶる身体の調子が良かった。

牛乳も飲む事を止め、豆乳に変えた。


しかし最近誘惑に負け、乳製品を食べすぎた。
すると一気に体調が悪くなったのである。
身体が乳製品に合わないようになってきているのかもしれない。
近い内に、また行ってみたいと思っている。

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