そ~ですか・・・あれから2年も過ぎたのですね・・・

どおりで
海岸で貝殻拾って遊んでいても
だ~れも声をかけてくれないわけですね・・・

そう言えば
波打ち際で白い帯を描いていたのに
みんな何処に行ったのでしょうね・・・

少々お疲れになったので
『 夏休みだぁ~! 』 とはしゃいでいたら
もう秋休みなんですねぇ・・・

わずか2年じゃ玉手箱ももらえないし
キリギリスにはなりたくないし
さぁ~亀でも探しに行くべぇ~・・・



6月15日 携帯電話のメールに気付く
「今日は 春光さん の誕生日ですね。 ・・・」
もうひとりの極々近しい人からでした
「・・・もう 歳とらないね・・・また電話するヨ」と返信を入れる

船から降りると 雨がぽつりぽつりと降り始めた
島の家に帰ったらやろうと思っていたことが
雨のおかげでオジャンになった
時間がタップリ出来たのに・・・電話をする気力も失われていった


もうひとつの家では
「独り暮らしがエエワ・・・自分の好きに出来るし・・・」
『あれも出来ない これも出来ない』と四六時中おっしゃっている
そんな住人がいる
自分の思ったようになる事なんて・・・

どうせ独りになったって ヤッパリ文句言ってるでしょうネ
人間なんて 《我儘》 ですから きりがないんですヨ
それに気付くか そうでないか・・・


こんなこと言ってるのも どうかとは思うのですが
穴ぼこ掘って 大きな声で 叫んでみよう・・・かな

朝から降り出した雨は 田んぼのカエルと共演を続けている





わたしの極々近しかった人は・・・

 桜の花を待たずに阿弥陀様と出かけてしまった


山野草を愛で その絵に人生を映していた彼女は

 春光さんになって麗らかな春空に消えていった


わたしと極々近しい人達とその家族で

  永年愛用していたモビルスーツを花で埋め尽くし

それぞれの想いを込めて見送った


;あでぃおす また逢いましょう・・・



・・・もうすぐ私の誕生日を祝ってくれるはずだったのに


3月なかばの 暖かな日の事でした・・・