『絆創膏と米粒』
フードプロセッサーを新しく購入して、
玉ねぎのみじん切りを作ろうとしました。
垂直に押すタイプの道具ですが、
初めて使用した際、思いっきり強い力で、
小指を挟めてしまいました。
その痛みが一晩経っても消えず、
病院で診てもらったところ、
指と爪の間に血が溜まり、
圧迫によって痛みが生じている、
という状態でした。
痛みが治まった後も、
左手の小指は鬱血のために、
どす黒くなっていました。
それから二カ月が経ち、新陳代謝が進み、
爪の根元が割れて、小指の爪は、
新しい爪に生え変わろうとしています。
生え変わる、という状態の中で、
爪の根元の部分は、
指との連結から離れているので、
布などをひっかけて力がかかると、
痛みが走ります。
何かをひっかけて痛くならないために、
私が思いついたのは、
絆創膏を巻くという事でした。
いずれ古い爪は剥がれるのでしょうが、
爪はゆっくり伸びるので、
しばらくは絆創膏を巻く必要があります。
水仕事などをすると、すぐに剥がれます。
先日は、小指に絆創膏をしたまま、
米を研いでみました。
絆創膏はぎりぎり、剥がれなかったので、
そのまま着けていました。
しかし、どうにも何か違和感があり、
気になって仕方がなったのですが、
絆創膏の間に米粒が入っていました。
小指の爪は体の器官の中でも小さく、
米粒は更に小さなものです。
それでも、そこが何か変な状態だと、
気になって何も手がつかない程の、
影響力を及ぼすのです。
小さなものが大きな影響を及ぼす、
とは、日常的に起こる事です。
自分にとっては一生の痛手と思えるような、
大きな出来事が起こったとして、それは、
自分の人生を台無しにするものでしょうか。
神様の目から見れば、
小指に巻いた絆創膏に挟まった米粒くらい、
小さなものなのです。
目の前にある大変なことも、
神様の視点で見るなら、小さなことです。
いつも読んでくださり、
ありがとうございます。