西日本の広い範囲で記録的豪雨となり、幼い子どもを含む多くの死者、行方不明者が出ているほかライフラインや家屋にも甚大な被害が出ている。
まずは、亡くなられた方々のご冥福と被災された皆様への心からのお見舞いを申し上げたい。
先月の大阪北部地震の時にも本ブログに書いたが、今回の豪雨災害でも自然によってではなく、政府の無策と国民の無関心という人災によって多くの尊い命が奪われたように感じられ、強い憤りを覚えている。
2014年の広島土砂災害、2015年の関東東北豪雨、昨年の九州北部豪雨など過去の多くの災害の教訓から、砂防ダムや堤防等の治水・治山事業の推進、道路等のインフラ強化、避難施設の整備などやるべきことはわかっており、多くの国民がしっかりと関心を持ち、政府に対して災害対策のための支出拡大を要求していれば、国債が100%自国通貨建ての我が国に財政問題はなく財政破綻は起こり得ないのだから、今回の豪雨の被害をもっと小さくすることは可能だったはずだ。
なのに、歴代政権の公共事業削減や、国土強靭化を公約に掲げながら防災支出拡大を妨げるプライマリーバランス黒字化目標を「骨太の方針」に盛り込むという安倍政権の公約違反を放置した主権者である私達国民の無関心が子ども達の未来を奪ったのだ。
残念なことに本ブログの影響力は極めて小さく、大きな自然災害が起こる度に繰り返される人災に歯がゆい思いをしているが、一人でも多くの命を救えるのなら今後も発信を続けたい。