これは私の備忘録。初診の病院やワクチン接種とかでたまに入院手術歴を記入しなければいけないので、ノートに書いてスマホで撮って別フォルダに入れてあります。



ちょっとグロいことや生理のことも書くので、苦手な方はここまででお願いしますね💦





平成24年~28年は、本当にしんどかったです。

猫たちにも寂しい思いをさせてしまいました。


最初の入院手術……平成24年5月のときはいわゆる盲腸破裂でした。

3月くらいから少し胃の痛みがあったけど、お腹は痛くなくて。ずっと腰が痛かったんです。

入院したときはまだ原因が分からなくて、盲腸だと分かったのは翌日。朝ご飯を食べたあとすぐに主治医が来て絶飲食。炎症が治まったら手術しましょう的な感じで1週間ほど24時間点滴で過ごしました。(私は血管があまり浮かないので途中から首から点滴を入れる中心静脈カテーテルになりました)

5月15日の朝、看護師さんが来たときに何となく熱があるっぽいと話し、体温を計ったら38.4℃。即血液検査で炎症の数値が枠を振り切っていて、その日の午後に緊急オペになりました。

盲腸が破裂していたことは手術後に知ったのですが、大腸の裏側に盲腸が癒着して破裂していて、大腸も壊死しかけていたらしいです。なので大腸を1/3ほど切除したと言われました。お腹を見たら20cmくらいの大きな傷と太いドレーン2本、傷口の縫い目の間に小さい管が数本。お腹の後ろ側で破裂したから後腹膜膿瘍で済んだと言われました。本来の盲腸の位置で破裂していたら腹膜炎をおこし、今ここに居ないって。

無駄に痛みに強かったせいで、ここまで我慢してしまったのが良くなかったです。

ちなみに手術時間は5時間以上だったそうです。待っていた夫や両親は、聞いていた手術時間と違うから不安で焦ったし長かったと言っていました。


2回目の入院手術は、いわゆる合併症。お腹のなかで不安定な小腸が癒着の膜に引っかかって腸閉塞を起こしていました。

よく聞かれるのが、『腸閉塞って痛いんじゃないの?』『どうしてそうなるまで気づかなかったの?』これ本当によく聞かれますが、私の場合はただただ吐き気と嘔吐。ほぼ丸1日吐いていました。

昼に夫が帰ってきて病院に連れて行ってもらい、そのまま手術でした。この時は引っかかったところを戻すだけだったので手術時間は短かったのですが、小腸の詰まりを吸引するイレウス管というのが辛くて辛くて。鼻から詰まっているところまで管を入れるので、慣れるまでは吐き気が止まらなかったです。このときのお腹の傷は15cmほど。おへその下にあります。


そして3回目。これは10ヶ月くらい待った予約オペでした。腹腔鏡下の子宮の手術は、当時は8~10ヶ月待ちが当たり前でした。

最初の盲腸破裂のときからずっと、右側の卵巣付近に水が溜まっていると言われていたけど、水だからそのうち消えるから大丈夫と言われ続けていました。

2年経ってもその水が消えないので、別の病院の婦人科を受診したら、チョコレートのう胞だと言われ、うちでは手術できないレベルだから大きい病院へ行ってくださいと言われ、大きい病院を受診しました。

私は元々生理痛が酷く、2日目とかは寝込むくらいでした。子宮後屈なのもありますが、かなり重い方だったと思います。

大きな病院の診断は、重度の子宮内膜症。メインは子宮腺筋症とチョコレートのう胞。

予約オペの日までに生理を止める注射を半年間、毎月1回打ちました。薬で生理を止めるから、更年期障害のような症状が半年間続き、強い薬なので吐き気も酷く、髪も抜けました。(私は毛量多めなので抜けても人並みくらいだったので助かりました)

でも体重は42kgまで落ちました。私は身長が163cmなので……モデルさん並みですかね?強風が吹いたら飛ばされるくらいでした。モデルさんは凄いなぁとちょっと尊敬。まぁ、病的に痩せたので体力も落ちていたんですけどね。

手術は予定時間をはるかにオーバーし、また5時間以上でした。待っている家族(夫と私の両親)はまた不安で不安で何とも言えない空気だったそうです。

手術後の正確な診断はメモ書きのたくさんの病名。

私の子宮は後ろ側に半分に折れ曲がり、のう胞も両卵巣も後ろ側に巻き込み、更に小腸に癒着。しかもまた小腸が絡まりかけて腸閉塞になる寸前。手術してくれた先生がこんな状態はなかなか無いと言っていました。

この時、不妊治療をするなら猶予は1年だと言われました。

うちは不妊治療をしないと子どもが授からないと随分前に診断されていて、今回私が内膜症になったことでそれがあと1年と期限まで付いてしまいました。

この時、夫と話し合いをし、子どもは諦めることにしました。理由は、私がこれ以上痛い思いもツラい思いもしたくなかったから。そこまでしても私たち夫婦の元に子どもが授かる確率は20%、健康に産まれる確率は……と考え、話し合った結果です。


4回目~6回目は、3ヶ月の間に2回も腸閉塞になり、またすぐになるだろうから1度癒着剥離をしようと言われ、予約オペになりました。

内膜症の時と同じで、また子宮が後ろ側に折れ曲がり……のパターンで長時間オペ。腹腔鏡下でしたがおへそ下の傷が上まで延びました。

この先また腸閉塞が起こらないように、漢方と下剤の処方と定期検診は今も続いています。


最後の手術の入院中に婦人科の先生と相談して、生理を止めることにしました。子宮腺筋症の進行が早く、生理を止めればその進行がある程度止まるからです。

実際、子宮の手術をしてから1年くらいは楽だった生理痛もその頃には元に戻っていたので、そろそろ潮時なのかなと。

生理を止める=女じゃなくなる感は否めませんでしたが、病気が進行して悪性になるよりはマシだと思い、今も生理を止める薬を服用しています。

擬似更年期障害もあって、ホットフラッシュやイライラもそれなりですが、生理がない今、とっても楽です。温泉も気兼ねなく行けますから。生理がないことも、もう気にならなくなってきました。

でも、産毛が濃くなるのは……ちょっと嫌です。あとホルモンバランス悪いので肌荒れもちょっと嫌かな。


同じ病気で悩んでいる方に同じ選択を薦めるつもりはありません。あくまで私の経験と現状でしかありませんから。


ただ、生理が重いとか異常があるとか、それは見逃さずにちゃんと病院を受診して欲しいと思います。

婦人科はどうしても行きづらく、ついつい後回しにしがち。私もそうでした。結婚式と生理が被るからピル処方してもらったのと、不正出血の出血量が多かったときだけ、その2回しか行ったことありませんでした。

でもその結果が、最終的に子どもを諦め生理を止めることになったのも事実です。


ちょっとグロくて重い話になってしまいましたが、これが私の病気です。

文章しかない長いブログですが、読んでくださってありがとうございました。