嫌な出来事を記録する | マノ家の日記

マノ家の日記

※この日記は身バレ防止のため、フィクションを加えています。創作として読んでください。

この日記の内容を小説として製本のうえ仏壇に供え、読書家の祖父にクチコミで広めていただき、あの世でバズらせる予定です。よろしくお願いします。


私は昔から自分に起こった嫌な出来事や、普段の生活の中で引っかかったこと、モヤッとしたことを記録していた。


後で見返すためだ。


それを書き始めたきっかけは、自分の行いの反省用だったり、嫌なことを書き出すことで忘れようとするためだったり、いろいろ理由があったと思うのだがもう忘れてしまった。



嫌なことを記録すること。

それだけ聞くと、なにやらネガティブなことに聞こえるが、これが結構楽しかったりする。

私の中ではもう趣味になっていたりするのだ。




例えばこれは、小学1年生の日記の抜粋だ。


「ハム太郎のパンツを間違えてトイレに流してしまった。

ママに、「明日、近くの川に流れてくるよ。名前書いてあるから通学班の子に笑われちゃうね。」と、言われた。

泣いた。学校行きたくない。」


その頃、毎日学校に行きたくなくて泣いていたのを思い出した。当時はそれはそれは辛かったが、今みると笑い話だ。

そして親になった今、実母に対し、子供に向かってなんてことを。と、思う。



そしてこちらは小学3年生の頃の日記の抜粋だ。

「社会見学の写真を注文した。教室の外に写真が貼ってあったので、自分が写っている写真をさがして、写真に付いている番号を注文表に書いた。

でも自分と、クラスの男の子の顔を間違えたから、届いた写真には男の子の写真がいっぱい混じっていた。

親にこの子が好きなの?とかからかわれて腹が立った。

マスカラに消しカスを入れた。」


親の言うことをまったく信用しなくなった反抗期の時の日記だ。仕返しが地味にタチが悪い。

たしかそれから10年後くらいに、今度は他人の顔が分からないことに悩むことになるのだが、この頃はどちらかと言えばからかわれたことが嫌だったようだ。

そんなことに気がつくのも面白い。



そしてこれは大学生の頃の日記の1部。


「お湯を使おうと思って沸かしておいたら、先輩が勝手にカップ焼きそばに使ってた。腹が立ったからゼラチンで固めてやった。」


最低である。



当時の自分はなにを考えていたのか、しかし仕返しの方法はキレッキレだ。


この他にも、嫌なことの記録はいっぱいある。
嫌なことだけでなく、日常の疑問に思った出来事も記録していたため、そちらもいっぱいある。


それらをまた読み返して、このブログに感想や考察を書いていこうと思う。