TP-LINKの300Mbps Nano 無線LANルーター TL-WR802Nを7年ほど使用してきたので今更ですがレビュー記事を投稿します。非常にシンプルな製品で現在は速度的にも大したことはないのですが、自分でも意外なほどに長い間愛用しています。
超小型の無線LANルーター TL-WR802Nはサイズ57 × 57 ×18 mmと難なく持ち運べるアイテムです。
Wi-Fi 4 IEEE 802.11n/b/g (2.4GHz) のみ対応で暗号化規格もWPA2までと限定的ですが、2.4GHzのみ対応の古い携帯電話、ポータブルゲーム機、そのほかレガシー機器やIoTアイテムを接続するために普段使いしています。購入当初(かなり前)は出張で無線LANが無い宿泊場所に泊まるときには携行していました。最近はほぼスマホで用が足りるので出番は少なくなりました。
有線LANを接続する RJ-45 1ポート(10/100 Mbps WAN/LANポート)と電源 USB Micro 1ポート、リセットボタンというシンプルなインターフェースです。5V 1A供給で動作するので大抵のスマホのACアダプターで動作します。なお、通電時には状態表示用のLEDが緑色に光ります。
写真には写していませんが底面には製品名称や技術基準適合証明(技適)番号、各種規格ロゴがプリントされており、SSID、MACアドレス、ワイヤレスパスワードが印字されたラベル、側面に製品型番とシリアル番号の印字されたシールが添付されています。管理WebUIに接続できなくなってしまったときにはリセットボタンを押して初期化すると、SSID、パスワードもラベル記載の初期値に戻ります。
注:現在はパッケージや付属品が変更されていると思われます。
電源アダプター、RJ45 LANケーブル、かんたん設定ガイドなどが付属します。私が購入した2017年の時はトラベルポーチとリソースカード(SSIDやパスワード/PINが印字されたもの)がついてきました。
本体がとても軽いのでLANケーブルとUSBケーブルを接続したら持ち上がるくらいです。手軽に自由設置で使用していますが特に不具合はありません。一度故障のような症状が出たのですがその時はUSB-ACアダプターの方の故障でした。本体がプラスチック製で丈夫には見えませんでしたが7年以上使えていますので耐久性はあったと思います。流石「業界最高水準の3年保証」をうたっているだけあります。
ちなみに故障かと思ったときに探したのですが、TL-WR802N後継機種としては2017年発売のTL-WR902ACがあるようです。最近はこのタイプの製品は開発していないようでそれよりも新しいモデルは無いみたいです。
現在、最新のWi-Fi規格に対応した大き目の無線LANルーターを探しているのでTP-LINKも有力候補の一つかなと思っています。
■商品情報
BUFFALO (バッファロー)も類似の商品を販売しています。
■TP-LINK製品情報
・300Mbps Nano 無線LANルーター TL-WR802N
Wi-Fi 4 IEEE 802.11n/b/g(2.4GHz)のみ対応
・TL-WR802N のコンテンツ
ハードウェアバージョン V1~V4 それぞれにユーザガイド、セットアップビデオ、アプリ、ファームウェアアップデータ、WebUIを確認できる仮想UI(エミュレータ)が提供されています。
【上位機種】
・AC750 ワイヤレス トラベルルーター TL-WR902AC
TL-WR902ACは5GHzもサポート ※Wi-Fi 5 IEEE 802.11ac/n/a(5GHz)、IEEE 802.11n/b/g(2.4GHz)