仕事術 いつも元気で集中できる体はとても大事 | 特選街情報 NX-Station Blog

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本日の仕事術はいつも元気で集中できる体はとても大事をお届けします。

 

日本のインターネットも一般に普及して20~30年経とうとしています。インターネット界隈も徐々にメインの利用者が高齢化しています。加齢とともに体力衰えてそれにともなって気力も衰えてきているようで最近は全体的に元気がありません。ビジネス界では世界的な新しいWebサービスを作るぞというような動きはまだあるものの小粒です。それでも2023年の新規上場企業の半分ほど※が情報通信業です。

 

アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドグループEY新日本有限責任監査法人 日本の新規上場動向 - 2023年1月~3月 より

 

 

ポーチュラカ

 

日本では一代で起業家がそのまま経営をして大きく成長させることが成功者と見られやすいように感じますが、そのような企業は安定的な同族経営に移行するパターンと後継者問題から経営が混乱して低迷するパターン、集団経営体制を確立して乗り切るパターンなどさまざまです。

 

経営者やベテランがいつも元気で集中できるということはとても大事です。頭脳の明晰さは人それぞれですが40~60歳台にピークを迎えるという研究結果が知られています。それでも加齢とともに思考が鈍くなって前例に固執したり、過去の成功体験から新しいことができずに時代遅れになったりと、判断力が低下します。体調が悪い、重い病気になっていると弱気になって判断に誤りを生じることがあります。

 

上場企業では役員会の出席回数や果たした役割を公表するように定められているため、長期入院しなければならないような健康問題があると経営のかじ取りを続けることができなくなります。非上場のオーナー企業であれば病室から指示を出すことも可能でしょうが社員への求心力の低下、取引先からの不安の払しょくは避けられないでしょう。

 

健康問題が影響を及ぼす前に引退して老害にならないようにすることが組織への最大で最後の貢献であり使命です。人の寿命は限られているので事業を成長させることができたら立派にビジネスパーソンとしての終わりを迎えることを目標に据えて後継に譲るべきです。

 

ところで経営者やハイエンド層を対象としたビジネス塾、コンサルタントが盛況で営業活動も活発です。判断力が低下した人をターゲットにしていると思えるものもあり私はとても危険だと思います。例えば助成金・補助金の申請、節税やコストカット・コストセーブのテクニックを伝授するといったものの中には違法なものや不道徳なものが含まれています。営業手法、集客・SEOなど具体的なものから精神論、社風などまで様々です。

 

近年はパーパス(存在意義)を経営やブランドの柱にしようとする考え方を標榜する企業が増えています。私はこの考え方が嫌いです。企業や組織、個人が何のために存在するのか、などと精神論を唱えても仕方がありません。無くなって困る企業は存在しないというのが私の持論です。一つの企業に固執せず転職したり、起業すればよく、働き口はたくさんあります。企業が提供する製品やサービスが代替可能だから、価値がなくなり企業に存在意義がなくなるのです。必要性があれば元社員や第三者が再興するでしょうから、パーパス経営を唱える者の思い上がりです。

 

広い視野に立つと偉大な経営者がいなくなっても会社や社会全体としての経済は回っていきます。世界全体で見れば経営者を国家指導者に置き換えても差し支えないでしょう。つまり地球は存続していきます。

 

顧客は経済性よりも価値観を共有する企業との取引を重視するという考え方があるからというのがパーパス経営を唱える者の主張のようです。表面的には煌びやかで魅力的な人気の企業や人が裏では悪事を働いていることもなくはないので価値観を頼るのは危険だと思うのです。

 

とても分かりやすいのがエネルギー業界です。電力自由化で参入した電気事業者の廃業・撤退が相次いでいます。ガスと比較して電気は乗り換えやすいので価格メリットが無くなればその事業者と契約している意義がありません。ですから値上げしにくいのです。そして事業者が値上げせずに赤字で無理にがんばっても倒産してしまいます。

 

規格化された製品であれば、他の企業からも同等の製品を調達可能です。高品質化するとか価格や納期といった面で差異化をはかって競争の生き残りを図ります。エンターテイメント、ゲーム、玩具、趣味、芸術のような分野のサービスだと目的、効用が果たせれば同等である必要がありません。具体例を挙げると生演奏、レコード、オーディオカセットテープ、CD、音楽配信のように時代とともに主要な媒体が変化していきます。それぞれの媒体自体は完全に無くなることは無くそのものや行為に特別な効用を見出している人の間だけで細々と残るようになります。特別な効用を見出している人というのは例えばその業界関係者だったり、幼少期にからの体験を通してなつかしさを感じるような思いがある人のことです。その年のTOP10に輝いたことのあるゲームソフトのタイトル、映画、TVドラマなども何世代も続くうちに飽きられてしまったり、ユーザー層がいなくなって賞味期限が切れるのです。世代を超えて愛されるコンテンツを作ることはとても難しいと思います。

 

生成AIの進化で著名人の死者を甦らさせたコンテンツを作ることも可能になりましたが、儚さを伴った実体感がないので共感できずに推しにならないのではないでしょうか。死なないキャラクターものであっても時代とともに合わなくなったものは廃れていきます。

 

以上、仕事術 いつも元気で集中できる体はとても大事でした。

 

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