今日の仕事術は本当に大切なものに集中するです。
本当に大切なものに集中するとは、やったほうがよい仕事、できればしたほうがよい仕事へリソースが分散しないようにしようということです。ブログでいうと何か記事にするといったことが該当します。記事をアップすれば、中身にかかわらず見てみてもらえればアクセスも集まるし、何かに役立つだろうということです。しかし、これは本当に大切なことなのかといったら、そうではないでしょう。
通信回線や電子機器のリソースが貴重だったころには少ない文字数で分かりやすく伝えることが重視されていて、創造力や理解力を引き出すような説明が心掛けられていました。
今ではとにかく大容量のビデオファイルも送信できるので動画で説明することもできましたし、マニュアルに細部まで画面や図解を入れて説明できるようになりました。
そうなったことで大切なもの以外にも様々な情報を流すことができるようになり、不要な情報、知る必要のない情報が増えてきました。情報の荒海でノイズにまみれて暮らすようになってそれらに多くの時間が取られるようになりました。発信する側からするととにかく量を出せばアクセス数が稼げるのでとにかくコンテンツをつくるようになりました。薄っぺらな内容でも見てもらえさえすればよいので益々いらないコンテンツがあふれてきます。神回と呼ばれる特定の放送日の良質なテレビ番組のようなコンテンツがブログや動画では極めて少ないです。本、雑誌もテレビも売れないから低予算で面白いものを創ろうというように工夫するケースが出てきましたが、ネットで流通しているコンテンツは紙面や番組編成の枠がありませんし、もともと製作費が低予算だったこともあり工夫するようにはなっていないように感じます。質より量で勝負できてしまう土壌がいまだにあります。
しかし、中身にこだわるには、本当に大切なものに集中する必要があり、ブログやサイトの毎日更新は断念せざるを得ないという結論に達しました。不定期更新にして本当に書きたいものだけをアップするような原点に立ち返った運用へ移行しようと考えています。今までのコンテンツに関しては差し当たっては現状を維持し、閉鎖されるサイトに関しては移行させていますが、ゆくゆくは選別と編集を加えて質と鮮度を上げていきたいです。
仕事術 本当に大切なものに集中する でした。