ナナオの歴史と開発のこだわり -あなたの知らない? EIZOのご紹介- | 特選街情報 NX-Station Blog

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株式会社ナナオの工場見学の前のセミナー「ナナオの歴史と開発のこだわり」の模様をレポートします。映像機器メーカーとして、常に先端を進んでいこうという企業精神、モノづくり精神の一端を知ることができました。ナナオの工場見学の記事はこちら です。


セミナー

2009年9月4日(金) 15時00分~15時30分

株式会社ナナオの歴史と開発のこだわり

講師: 株式会社ナナオ 梶川氏、山口氏




<はじめに>
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講師の株式会社ナナオ 梶川氏、山口氏の挨拶からスタートしました。


<ナナオの歴史と開発のこだわり>
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ナナオの歴史と開発のこだわり

-あなたの知らない? EIZOのご紹介-

2009年9月4日

ソフトウェア技術開発部 山口講師

企画部販売促進課 梶川講師


<1968 白黒テレビ>
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まず、梶川講師より、EIZOの歴史について製品とともに説明がありました。


株式会社ナナオの会社沿革 にもあるように株式会社ナナオの前身である羽咋電機株式会社が石川県羽咋市に設立されました。当時は三菱電機の下請けで白黒テレビを製造していました。


メーカー独自に販路を持っていなかったこともあり、独自の製品を商社経由で販売するまでの苦労があったそうです。



<インベーダーゲーム>
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喫茶店のテーブルでピコピコとインベーダーゲームで遊ぶのが大流行した1978年前後、カラーCRTを使ったインベーダーゲーム機を発売します。当時はインベーダーゲームの大流行で生産が追いつかないほどの売れ行きだったそうで、工場に製品出荷を待ちきれずに直接受け取りに来る業者が列を成すほどだったそうです。


ブームは一過性のもので、オイルショックもあり大変な時期もあったとのことですが、このときに培われた技術力を活かしてゲームセンター向けのアーケードゲーム機やアミューズメント用液晶モニターへ進歩を遂げます。ソフトの開発はその後、「R-TYPE」でも有名なアイレムへと発展します。※アイレムはナナオの子会社になったり、外れたりと資本異動が何度かあります。



<1979 ビデオテープレコーダー>
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映像メーカーとして、ラジオとテレビとカセットデッキが一体となったラテカセという製品やビデオテープレコーダーも作っていたそうです。今のような映像機器専業メーカーになる前には電機メーカーのまねをして、炊飯ジャーも作っていたりといろいろ試行錯誤の時期もあったそうです。今回紹介はなかったですが、映像切替器も出していたと思います。





<1981 白山市(現本社・工場)へ移転>
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1981年、石川県松任市 (現 白山市) に工場を建設、操業開始します。ちなみにこのセミナーを受講している研究棟は当時まだなく駐車場です。製品の製造拠点である製造棟は当時から今も同じ場所にあり、増築して今の姿になったとのことです。


従業員向けの駐車場には年1回駐車場の位置を決める抽選会があるそうで、離れた場所になってしまった時には厳しい冬の吹雪の日の通勤が凄く大変だそうです。




<1985 EIZO / NANAO>
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1985年、今でもお馴染みのEIZOとNANOの2つのブランドが誕生します。品質を重視するヨーロッパ向けと価格を重視する北米向けでブランドを分ける判断をしたそうです。日本では北米向けと同じNANAOブランドを使います。これは地名の七尾に由来する社名のナナオ、NANAOです。


私の記憶ではこのときはコンピューターの性能は今とは考えられないほど低いもので、単色(緑色や白色)で文字を表示する程度でメモリも少なく、8色表示のグラフィック処理ができるパソコンは高性能な部類だったと思います。


このとき強い技術、圧倒的な差別化をはかるナナオはカラーCRTとグラフィックボードとセットで色数を増やし描画速度を向上した製品を発売します。


ナナオの製品の知名度が今日のように広まるまではヨーロッパへの売り込みも空港で苦労させられたりと困難の連続だったそうです。




<1993 FA-1020>
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ナナオは1993年、いち早く液晶パネルをモニターに採用した製品を発売します。10型サイズ、VGA 4096色で製品名は開発コードそのままでFA-1020といい、価格は100万円以上、販売台数は100台程度ということで、実験的な取り組みだったとのことです。液晶パネルの特性やCRTとの違いを知る上でチャレンジしたことは良かったのかもしれませんが、商業的には失敗(大赤字)ということで、EIZO黒い歴史の1ページといわれていました。


FORIS.TV 開発者インタビュー の中でちょこっと触れられています。



先端テクノロジーの可能性を試していくためには時代より先に進みすぎていて市場に受け入れられないときもあります。やがて時代が追いついてきたときその取り組みが評価されるときがくるのです。



<1996 EIZOロゴ>
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1996年、EIZOブランドへ統一します。世界的企業での製品販売でEIZOとNANAOが別物だと思われることによる問題を解消します。ロゴのデザインはFlexScanやFORIS製品のデザイナーとしてもよく知られている川崎氏です。


EIZOのロゴに込められた意味は、赤色の部分は情熱、緑色の部分はやさしさと白山の山並み、青色の部分は知性と日本海をあらわしているそうです。青色の中の白色は雪を青・赤・緑の間の細い隙間の白色の部分はこれらを繋ぐインターフェースを示しているそうです。




<Today 製品>
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液晶モニターの代表ブランドである FlexScan、高付加価値・機能性が求められる特定分野向け製品 医療市場向け医用画像表示モニター RadiForce (ラディフォース)、グラフィックス市場向けカラーマネジメント液晶モニター ColorEdge (カラーエッジ)、産業用モニター DuraVision (デュラヴィジョン)、航空管制用モニター Raptor (ラプター)、アーム式液晶マルチモニター FlexView (フレックスビュー)を展開しています。



<Today 販売国>
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アフリカや中南米など未販売国がまだあるそうですが、世界各国へ販売拠点の設立や販売が進められています。



これより、山口講師によるソフトウェア、規格に関する説明になります。


<ソフトプルーフ>
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ソフトウェアというと、アプリケーションソフトやそのプログラムを思い浮かべる人が多いと思いますが、液晶モニターを制御するために液晶モニターに組み込まれているソフトウェアについての説明です。



VESA (読み:ベサ)

Video Electronics Standards Association(ビデオ エレクトロニクス スタンダーズ アソシエーション)

ヨーロッパではブランド力が強いそうです。VESAはウインドウアクセラレーターの解像度、ディスプレイとビデオカードの接続インターフェース規格、コネクタ形状やLCDのアーム取付の規格化をしている団体です。


IDEAlliance (USA)
システムベンター向けの規格、EIZOは規格策定に唯一モニターメーカーとして参画しました。自社にてプルーフシステムを構築して、ColoreEdge CG241W / CG301Wで認証取得しました。

IDEAlliance


FograCert Softproofing System (Germany)

EIZOは規格策定にモニターメーカーとして参画しています。

→ ForgraCert
http://fogracert.fogra.org/


FOGRA(ドイツ印刷関連団体認証機関)において、ColoreEdgeシリーズの認証を取得しています。グラフィックス市場向け、特に印刷市場においてCGやデジカメ画像を取り扱うことが必然的になった今日では液晶モニターで見たままを印刷できるようにすることが非常に大きな意味を持ってきます。


JAPAN COLOR

ソフトプルーフシステム認証規格策定に着手し始めた段階で、EIZOもモニターメーカーとして参画しています。



<高精度>
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今までは規格審査員による目視(見た目による)検査であったものを数値による客観的評価へ改めることにより、高精度を実現しました。具体的には、プロファイルの精度、広色域の表現、ユニフォミティ(画面の色や明るさの均一性)、表示の安定性を評価します。


パネル補正・安定化技術において、EIZOは4年前から進んでメーカー独自に厳しい規格の達成目標を決めて取り組んできたそうです。表現では紙の白色(白色度)、ホワイトポイントの違いについてもこだわりがあるそうです。



商品情報: ColorEdge CG243W ブラック センサーセット


<EIZO 研究棟と工場棟の渡り廊下からの眺め>
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このあとEIZO 工場見学ツアー へ参加しました。


EIZOの最新製品は EIZOダイレクト (特選街情報)





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