EIZO商品体験会「C@T-one」 + C@T-one開発秘話 | 特選街情報 NX-Station Blog

特選街情報 NX-Station Blog

特選街情報 NX-Station Blogはパソコン、デジモノ、家電の購入・日々のブログです。パソコンは レノボ ThinkPadを中心に、Lenovo、NEC LaVie、日本HP、DELL、レビュー・評価・感想、クーポン&特価情報やスペックの比較をしています。


テーマ:

 株式会社ナナオ EIZOの新商品C@T-one」 のEIZO商品体験会に参加しました。このEIZO商品説明会はEIZOカレリア銀座2Fにて11月7日に開催されました。リンクシェアアフィリエイター向けのクローズドの開発秘話を直接開発を担当された技術者の方からお話を聴けるという貴重な機会を得ることができました。


 このBlogもバリバリのPC技術系Blogのつもりなので、なるべく解説を忠実にお伝えすると供に、自分が感じたこと、理解したことや意見などを区別しつつも織り込みながら記事を書きました。普通の人にも着いてきて欲しいのですが・・・わかりやすく表現できるかどうかちょっと自信がないです。製品開発を担当している人や技術系の人には共感してもらえる部分があると思います。



検索エンジンやリンクでこの記事からお読みいただいた方へ

 EIZO商品体験会の模様と商品C@T-oneとFORISの素晴らしさについては先日の記事をお読みいただければと思います。

私のおすすめ液晶テレビ 「FORIS.HD」「C@T-one」 (2008年11月8日記事)





<C@T-one開発秘話>
C@T-one開発秘話 新田講師

C@T-one開発秘話


 C@T-one開発秘話をお話して入れたのがこの方、株式会社ナナオ 映像商品開発部 3課 新田 竜久氏です。FORIS.HDのリモコンやリモコン機能付ワイヤレスマウスC@T-oneを手に身振り手振りで説明してくれました。




<いとおしそうにキャット・ワンを触る>
いとおしそうにC@T-oneを触る新田氏

 C@T-one開発秘話まるで自分ちのペットの猫をなでるような優しさでC@T-one(キャット・ワン)を触りながら語り始めました。


・開発に1年半の期間を費やした。

・構造設計には約2ヶ月。形状、人間工学(エルゴノミクス)について考慮。

・デザイン・ディレクター 川崎和男氏と製品構想、商品企画についてデザインミーティングを行った。

・Apple社のまるいマウスを知っていた。

・川崎氏は様々な製品に興味を持っていて、一つ例を挙げるとすると携帯ストラップのコレクションもしている。


注釈:エルゴノミクスとは、人間にとっての使いやすさ、人間が扱いやすい装置の形状などを研究することで、疲れやストレスをなるべく感じずに人間が機械を扱えることを目的とする学問である。エルゴノミクスを謳った筆記用具や椅子など各種製品が販売されている。



<なぜ Φ83mmか>
C@T-oneのサイズの秘密 手のサイズ


・川崎和男氏は医学博士でもある。

・デザインは数式だといわれている。複雑だが出した答えが83mm

・脱力状態に合わせた形状こそが疲れない。

・手首が机につかないと疲れる。

・指の腹の部分でスクロールやボタンを押す、指の長さとサイズの関係式。


<それは疲れにいように>
C@T-oneは疲れにくい


 マウスとして使用するときに、手の平でホールドしやすく、そして手首や腕、肩への負担を考えたらこのサイズになったとのことです。新田氏自ら、C@T-oneを手に体の状態を見せてくれました。



<なぜ 円形なのか>
C@T-oneの円形の秘密


・円形にすることで左右どちらの利き手にも合わせられる。

・一指し指がかかるのでリモコン送信部は左右2箇所につけた。


# 確かにマウスは右利き用と左利き用それぞれがあって、手のひらのくぼみや親指があたる部分など独特の形状になっている製品がほとんどですね。

# リモコン送信部を二つ実装したことで問題を回避したとのことですが、何か別の方法は無かったのでしょうか?片方は指で隠れてしまうのに内部では送信しているというのは無駄な感じがします。



CAT-Oneの握りについて語る


 写真はこんな感じで指が送信部分にかかってしまうという説明の模様です。




<なぜ マウスとリモコン?>
なぜ、マウスとリモコンなのか


 TVリモコンとマウスの持替えの煩わしさを解消ということで、「今までの常識をクルッと変える」というメッセージにあるように、Wiiリモコンでも使われている加速度センサを用いてスイッチなしで切り替えられるようにしたことがこの製品の最大の特徴です。


・最初はモード切替ボタン(マウス⇔リモコン)をつけようとした。

・ボタンが増えてかっこ悪くなる。

・ワンアクション増える

・Wiiリモコンでも使われている加速度センサでマウスとリモコンのモードが切り替えられる。




<なぜ 単3電池なのか>
CAT-Oneが単三乾電池を使っている理由


・内蔵リチウム電池には劣化問題がある。

・携帯電話のリチウム電池は2年くらいで使えなくなる。一部には電池の無料交換サービスもあるようだが、多くの人がそのタイミングで買い換える、つまり製品の終わりになる。

・キャット・ワンの場合、電池が劣化したら使われなくなってしまうのではないか。

・お買い上げいただいた方には長く使って欲しい。


ということで、単3電池 2本で利用できるようにしたということだそうです。



<エネループを手に>
CAT-Oneが乾電池を使っている理由


CAT-Oneは充電電池も使える


 充電式電池(2次電池)に対応していることについても説明がありました。充電式電池は1.2ボルトと、通常の乾電池の電圧1.5ボルトよりも低いので、対応していない製品もあったり、使うと使用可能な期間が短いものがあるが、C@T-oneは予め充電電池を使うことを考慮して電気回路が設計されているとのことです。


・ニッケル水素電池が使えるように考慮して設計してある。

・アルカリ乾電池の電圧は1.5V、充電池は1.2V

・エネループでもC@T-oneは使える。




<電池の液漏れ対策>
電池の液漏れ対策


・液漏れするのを防ぐ設計

・電池内部の圧力が高くなって破裂するのを防ぐために電池の密閉度は調整してある。

・それでも1年とか長期間使用しないときは電池をはずしておく。


# 最近の日本製の電池は優秀なので液漏れすることはほとんどなくなりましたけど、それでも容量の無くなった電池入れっぱなしだと液漏れは起きますね。この前、電池式のノベルティの時計が動かなくなっていたので見てみたらベトベトに液漏れしてました。電池だけでなくその時計も廃棄しました。電池の液漏れ対策は目立たないしカタログスペックにも表れないけど、長く使ってもらうための大事な工夫ですね。改めて再認識。こういった機会でお話を聴かないと忘れがちですが技術者の心遣いが感じられました。




<なぜ 電源SWがないの>
キャット・ワン 電源スイッチがない理由



・SW(スイッチ)が無くても長持ちするように設計。

・SWをつけるとかっこ悪い。

・人が使うのだからSWの切り忘れもある。

・パワーセーブモードになる。


電池は通常の使い方、マウスとリモコンそれぞれ使っても3ヶ月程度は持つはずということです。



<なぜ 番組表ボタンが無いの>
キャット・ワン リモコンボタン

キャット・ワンに番組表ボタンがない理由


 FORIS.HDをはじめ、一般にデジタル放送対応のテレビのリモコンにはたいてい電子番組表(EPG)を呼び出すための番組表ボタンというものがあります。そして番組表を上下左右に移動させたりするカーソルボタンや番組表で選択したその番組を視聴するための決定ボタンなどがあります。


 しかし、C@T-oneには番組表ボタンが無いのです。それには訳がありました。スライドの写真にあるような理由と次のような理由もあるそうです。


・番組表を表示させた後の操作の選択肢は格段に増える。

・番組表を利用することは多いがあきらめた

# 苦渋の決断だったように感じました。上下左右のコントロールをWiiリモコンのようにモーションで出来たらいいのになぁと思いました。




<このポッチは何のため?>
CAT-oneのポッチ


・製品表面の塗装面を守るため。

・ポッチをつけたことでコンマ数ミリテーブルから浮く。



<これって何? 何のため?>
CAT-one秘密・開発秘話

CAT-one秘密の目的


・ブラインドタッチ用。よく利用する音量とチャンネルはあえてリモコンボタンの盤面を見なくても済むようにした。

・例えばシャンプーとリンスのボトルにも同様に見なくても分かるように印が付けられている。

・この印の外周部分は、マウス面と同じく塗装面を守るための形状。


# 開発者の意図するところとしてはキャット・ワンのTVリモコンは、ブラインドタッチで使って欲しいということですね。音量などは間違って一回くらい押してもさしたる問題はないのでこういう配慮はうれしいです。電源ボタンは不用意にON/OFFを繰り返すと機器の負担になるのでダメですけどね。電源ボタンに関してキャット・ワンのリモコン盤面では奥のほうになるのでその点も配慮されているのかもしれません。




<これって何? 何のため?>
CAT-one隠れた秘密


・ストラップ用の穴。

・ガレリア銀座では盗難防止用のワイヤーを接続している。

・家の中で行方不明にならないように。


# 猫の尻尾を模したストラップを付属するか購入者特典でプレゼントしてくれたら面白いと思いますけど、どうでしょうか?邪魔かな?遊び心があって面白いと思うけど・・・



<赤外線送信部>
CAT-one 赤外線送信部の設計


 先ほどの話で、左右二つの赤外線送信部を搭載したとありましたが、センターに配置できなくなったことで問題があるそうです。それは、

・レンズの形が丸みのある部分にあわせて作られると屈折してしまって、コントロールしたい対象に届かない。

という問題です。そこで、シミュレーションして設計したという苦労があったということです。




CAT-one丸型構造と赤外線送信部

赤外線送信角度を熱心に説明

写真はレンズに対して赤外線がどのように進むのかを指を使って説明している様子です。ここだけ見たら理科の授業見たいですね。




<赤外線送信部>
リモコン 赤外線送信部

 ここまで詳しく見せちゃっても大丈夫かなとも思いますが、写真は赤外線送信のシミュレーション結果です。




<トップカバーの構造設計>
CAT-one トップカバーの構造設計


 C@T-oneのトップカバーについたロゴを外して、成形品の裏側や形状、素材の厚みの工夫についても説明がありました。マウスのボタンとしては、ボタン部分が別になっていてクリック感を感じられるようにした製品と、本体とボタンを一体にしつつもクリック感が感じられるような製品があります。C@T-oneの場合は後者で、本体とボタンは一体化されています。こちらもシミュレーションを行った結果とのことです。


<トップカバーの構造設計>
CAT-one トップカバーの構造設計


 シミュレーションの様子です。プレゼンの中ではアニメーションになっていて、トップカバーが動いていましたよ。



CAT-one トップカバー 接写


 トップカバーの構造を詳しく解説していただいて、C@T-oneに関しては説明終了となりました。その後、トップカバーの実物を参加者が実際に手にとって見たり写真を取ったりしました。私もじっくり見てきました。

 裏面には凹凸、ツメなど工夫されているところが随所に見られました。



EIZO C@T-one (キャット・ワン)が気になった人は下記のリンクをクリックしてね。

リモコン機能付きマウス C@T-one


国内主要テレビメーカー各社対応のマルチリモコンとワイヤレスマウスが一体化

<今までの常識をクルッと変える>

リモコン機能付マウス

リモコン機能付マウス C@T-oneは、EIZOダイレクト・EIZO直営店・提携店の限定商品です。

製品情報・購入はこちらから→ EIZOの直販サイト「EIZOダイレクト



セミナー概要

EIZOセミナー: EIZO商品体験会

 「FORIS.HD」「C@T-one」

日程:2008年11月7日(金)16:00-17:30
内容:FORIS.HDとC@T-oneの商品説明と開発者から苦労話や開発秘話など

講師:株式会社ナナオ 映像商品開発部 新田 竜久氏
会場:EIZO ガレリア 銀座
    東京都中央区銀座3-10-6 マルイト銀座第3ビル1F


セミナーについての記事

 製品の企画から設計、実際に試作に至るまでの苦労話やデザイナーとのやり取りなどの秘話を開発担当者から直にお話していただく機会があり、そのEIZOセミナーの模様をレポートしています。


そのレポート記事はこちら EIZO商品体験会FORIS.HD」「C@T-one


・C@T-one開発秘話 ★本記事

・EIZOの絵創り


お問い合わせ先

EIZOの最新製品は EIZOダイレクト (特選街情報)

EIZOの直販サイト「EIZOダイレクト へのご質問・購入相談はこちら⇒お問い合わせ




特選街 nx-stationさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス