当時の私は、社会に出たばかりのひよっこで、就いた仕事は、サービス業。
あとで、自分と向き合って、わかったことだけど、そのころの自分のライフスタイルを築いていたものは、「はい」という返事と山のように溜まる仕事。
今なら、どうってことのないものもが、・・聞けない。断れない。が重なってどんどん辛くなってく。
いい顔だけを、しなければ、印象よく振舞わなければ、それだけが自分だった。
今思えば、その頃のスタッフと言えば、苦情に泣かされて鳴きついてくる おにゃのこと、
楽さえできれば、なにをしていてもいいって風なおばさん・・
その自分の、なんとも不器用な生き方で、精神的には、なんとも言えない疲労が溜まっていく。
とうとう、原因不明の背中の痛みで、2か月間動けなくなってしまうことに・・。
狭い世界に、ハマりこんでいく 堂々巡りの自分と・・ 本気で対話してくことにした。
自分を知るために、心理学をカジカジとさぐりはじめて、ようやくたどりついたのが、
リラクゼーションという。心との対話入り口だった。
なんと安らぎってものを知らないで来たものかと、思ったものだ。
1か月半は過かって、しまったか ようやく、自分の中に安らぎの灯がともる。
その時、一番変わったものが味覚、味わえる感覚が、広がっていく感じだった。
今感じている苦しみは、裏返すと、安らぎをも感じることができる証だ。
ほんのすこし世界を広げ、数ミリ顔をあげるだけで、変わって見える景色がそこにはあると思うから・・。
どんなに小さな一歩でも、うれしいと思うから・・。