おぎやはぎのメガネびいきを聴いているクソガールです。

今日はチームオクトーバーの日であり、
親の結婚記念日でもある。

両親と連絡を絶って数ヶ月になる。

普通の家庭ならおめでとうの連絡やら食事会やら旅行やらするのかもしれないけれど
実家とはきょうだいみんな疎遠だし(多分)なんかもういいやと思っている。

年を取って親を許せるようになったという話はよく聞くけど
私はまだその境地に達していない。
ていうかどっちでもいい。
家族という単位があって、そこで生まれこそしたがあまりいいチームではなかったから関わらなくなるようにした。
いまはそんなところ。

割と家族全員パンチがきいているというか
キャラクターが一人一人強いというか、エピソードが強すぎて身バレが簡単すぎるのが少し残念というか、ネタになりそうで出来ないもどかしさがあったりするなとこの頃思う。
切り売りして売れたら少しは気持ちも晴れるのかね、なんて想像したら
それはとっておきのときまでとっておけと
ラッパーみたいな言葉がおぼろげながらぼんやりと浮かんだ。

夢遊病というゆめかわメルヘンな名前の奇病なのだ。


子供の頃、兄が真冬にパジャマ一丁で雪の中外に出ていたという話を聞いた。
親も家族もゲラゲラと笑っていた。
昔はそんなテンションのはなしだったし、そういうテンションの家だった。
幼心にウソに決まってると思っていた。
だって、私は橋の下で拾われた子だと親と兄みんなでウソついて、泣くまでウソついて
泣き顔みて満足してニヤニヤニヤニヤするような家族なのだ。
どうせウソに決まっている。
なんなら兄の記憶違いで虐待の話の可能性すらある。
みたいにどこか疑っていた。


そんなこともすっかり忘れて一人暮らしをするきっかけがあり実家を出て。
アパレル販売の仕事でノイローゼ気味になった頃。

パジャマを着たままシャワーを浴びてシャンプーをしている真っ最中に
目が覚めたのだった。

心底驚いた。
ううううわぁ、と声が出て、バスタオルなどの着替えを用意してるわけでもなく
びしょ濡れのまま、とにかくびっくりしたので風呂場から出て気がついた。

暗い。
夜中の3時だった。

ほんとうにあるんだ、と知った。

その後も度々、気がついたら外とか気がついたらシャワーとか。
何度か経験したなかにはその場を目撃した親友もいた。
夜中に1人でゲームをしていたらベッドの部屋から私が来て、声を掛けても何も言わず
冷蔵庫を開けて閉じて何を出すわけでもなく
どうしたの?とまた横切る私に声をかけたし、
顔を見たけど普通で、でもこっちをむかずに布団に入って寝た

らしい。

記憶にないからタチが悪い。本当かウソかわからない。

それからかなり年月が過ぎ。

割と最近、久々に。

直前まで母の夢をみていて、急いで殺さなきゃいけないと思っているという夢で。
バッと起き上がり隣に寝ている母の顔を殴る
という直前で目が覚めた。
恋人の頬にむけて拳がむかっていた。
あと数秒目覚めるのが遅かったら。
恋人にいきなり暴力を振るうところだった。

怖かった。

という話を翌朝話したら
まぁ目が覚めて良かったじゃないの。
と呑気に言われた。

…いいのか?

考えてみたらこの人(恋人)も以前から数回、
なんか似たようなことしてきたことあるな。

じゃあいいか。

と流した。
あと、かなり前からデカい寝言以上の独り言?みたいによく喋ったり動いたりしてたよ
とサラッと言われた。
アンタ、よく黙ってたね。優しい〜。


カウンセラーに相談したのかどうかは忘れた。
話したのかもしれないけどそんな深刻な話にならないで終わった気もするし
なにか言われたかもしれないけど忘れた。

数年前の話だし。

「夢遊病」ってひつじさんの雲みたいなフワフワと三日月と可愛らしい絵しか想像出来ないような字面なのに
割とおそろしい話だよなぁと、自分自身のラップ口調で目が覚めてから今日一日悶々と過ごした。




○アメブロの仕組みなのか、そういう人が多いのかわからないのだけど
私のこういう話を書くと
占い系とかスピリチュアルとか人生を生き直すとかカウンセリングとか頑張るを顔晴ると書くタイプの人にいいねされるんですけど
マジでそういうのいらないので
ほっといてくれ

という願いも込めて。