メルマガより抜粋!!
◆面白い話には裏が!?
(彼)「酒井さ~ん、こういう企画があるのですが
ちょっと智恵を貸してもらえませんか?こんな面白い人たちが
集まって、こんな面白い商品を売ろうとしているんですよ。」
(私)「(すごく面白そうな企画概要の説明を聞いてから)
ふ~ん、面白そうだね。いいよ!」
(彼)「うわ~。ありがとうございます。助かります。
それでですね。打ち合わせは夜の8時頃から、○○で
あるんですけど・・・。」
(私)「え~・・・あ、そう・・・。」
(実はこの辺の田舎では夜の8時は真っ暗で誰も
働く人はいない。しかもその場所○○は山奥の山奥。)
(彼)「うわ~。ありがとうございます。助かります。
それでですね。予算が実は・・・。」
彼は説得の仕方がウマイです。
これは心理学ではロー・ボール・テクニックと
呼ばれる説得話法です。
◆朝7時からの実験。
社会心理学者チャルディーニは次のような
の実験を行っています。
チャルディーニ先生は大学生に実験への協力要請をしますが、
次のように2つの異なる要請の仕方をしたのです。
一つ目は
「朝7時から始める心理学の実験に協力してください。」
と要請します。
二つ目は
最初に「心理学の実験に協力してください。」
と要請します。
それから
「実験は朝7時から始まるので間に合うように来てください。」
と述べます。
学生にとっての朝7時は早起きすぎますよね。
そのため前者の要請では31%の学生が承諾したにとどまりましたが、
後者のような段階を踏んで要請をした場合には承諾率が
56%にまで上がりました。
このように最初に易しい玉や魅力的な玉(ロー・ボール)を相手に
投げて承諾を得て、その後でネガティブな情報を提供すると
ネガティブな情報も受け入れられやすい、というのが
ロー・ボール・テクニックです。
◆キズあり。
だ・か・ら!!
あなたも商売やビジネスで相手に承諾してほしい時には
最初にロー・ボールを投げると良いわけです。
例えば、次のようなPOPはどちらが効果的なのか
分かりますよね。
A:「DVDプレーヤー50%オフ!!ただし、展示品につきキズあり。」
B:「キズありDVDプレーヤー50%オフ!!」
最初にロー・ボールを投げるという観点から
考えるとAの方が良いPOPコピーと言えますね。
また、小売店などで
商品購入後に「実は保守費が・・・」「アダプターが別売りで・・・」
と言われるのもこのロー・ボール・テクニックです。
真面目な人ほど最初にハイ・ボールを投げてしまいがち
ですが、人の心理を考慮すると最初に投げるのは
ロー・ボールの方が効果的ということを覚えておきましょうね。
お客さんだってできることなら
気持ちよく説得されたいですから。
(今日の商売とビジネスに役立つ格言)
『自分の心が助言するとおりにせよ。人間の心ほど
忠実は従僕はない。高い見張り台から見守る七人の
見張り番の報告よりも、もっと多くのことを教えてくれる。』
(旧約聖書外伝)
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