大きな地震があった



その当時、確定申告書の提出作業をパートさんとしていた



何か揺れてませんか?



と、パートさん



ん?濡れてるだって?



・・・・・雨漏りでも起こっているのかと思った



「ぬ」じゃなくて、「ゆ」か



揺れている?



そういえば、船酔いの気分がする・・・・・



そうして、ゆっくりと空間が揺れ始めた



そうか・・・・地震なのか・・・・なげぇな、この地震



と、やっと気付いた



・・・・・ということは、自分であっても津波が来るまで気づかなかったということか



事務所にはテレビがないので、こんな大事態だとは気付かなかった



そんなんでは、きっと自分は津波に飲み込まれていただろう



夜の9時、帰りの車のテレビで、ようやく事態の深刻さに気付いたのだった



それから、テレビに釘付け



えらいこっちゃ~



と、夜の10時過ぎにやっと慌てた



住んでいる地域が違うだけ



生まれた土地が違うだけ



たったそれだけの違いなのに、ひどい差が生まれるものだ



しかし、一方で私の癖が出た



こんなことをして、神様は何を言わんとしているのだろうか



かなりの広域に渡ってプレートがずれたとはいえ、広範囲にわたって被害が出た



その後、長野にまで大地震が起こった



徹底的に痛めつけられている気持ちである・・・・・なんなんだ



この事態は、一体どういう意味を持っているのだろうか



全ての事象には、必ず意味がある



私はそう思っている



誰か、神様かもしれないが、何かを言わんとしている



神様は乗り越えられる試練しか与えない・・・・・とよく言うが、そんなんじゃないような気がする



そうでなければ、ここまで我々を徹底的にメッタメタに痛めつけない



ここまで広範囲に、ここまで半端なく痛めつける意味があるに違いないと思う



私がこうして、この場所でパソコンを打っているのは、何なのだろう



北に向かえば、寒さや心労で夜も眠れない人たちがいる



私は、事務所でパソコンを打っている



なんの差なのだろうか



神様は、被害にあった人、あわなかった人に、何を伝えどうしたいのだろうか



絶対意味があるに違いない



それに気づかなければ、我々日本人はこれから先に進めないだろう



そんな思いの中で、意味字句も東京都の都知事さんはこういった



天罰だ



・・・・・この言葉の多くは知らないが、この人らしい「言霊」だな



人の言葉には魂がこもるというが、これではきつ過ぎる



でも一方で、この人は私の捉え方に近いのだなと思った



・・・・・この震災に何らかの意味があると思っているという捉え方ね



「天罰」という言葉じゃあ~厳し過ぎよう



この都知事さんはあまりにも鋭利過ぎるし、あなたは神じゃない



そんなことを言っちゃ、いけない・・・・意味付けがアホだなと思った



確かに日本人は、傲慢になりすぎた



隣人にお構いなしで、アイラブミーでありすぎた



向上心を失い過ぎた



だからきっと神様は日本を「壊して」くれたのだろう



また再生し、発展し、向上するように



全国民が手を取り合って、大国に負けない力をつけるように



政府ばかりに不平不満を言う、無責任で怠惰な心を振り払うように



だから神様は、「壊して」くれたのだろう



今までの日本人では、壊さないときっと作ろうとしないもの



物理的にも、精神的にも



これは天罰じゃない



これはもっと将来的に明るく有望な破壊である



そう意味付けなければ、ボランティアも義援金も支援も効果が薄まる



そう信じて、私は日本のために支援をしたいと思う