建設業の会計は特殊です。



建設業の会計を本当に分かっている人は、かなり少ないと思います。



いわんや実務に慣れた方も。



だから、決算書を見ると製造業会計のような決算書になっています。



でも、税務署の指南書が製造業会計的なひな型になっていたので、仕方がないといえば仕方がないですね。



それは、違反だったりするわけではないからです。



しかし、製造業と建設業の会計には、根本的な違いがあるのです。



その答えは、原価計算にはっきりと表れてきています。



ざっくりといいますと・・・



建設業は、個別原価計算。



製造業は、(業種によりますが)総合原価計算。



つまり、製品や建築物といった商品・サービスそのものの個性が違うのです。



少品種多量の製造業に比べ、建設業は個別受注の営業形態です。



もちろん個別原価計算的な製造業もあります。



造船業なんかは、その最たるものです。



しかし中小企業の多くは、製造設備なども限られるため、多くは少品種多量にならざるを得ません。



この両者の違いをしっかり把握していないと、経営計画は思うように行きません。



こうなるはずの予測が、全く違う結果となることは珍しくないのです。



しかし、この違いを実務上しっかりと行っている会社は、少ないのが現状です。



人的にも、ツール上も行うことができないからです。



また、建設業会計を行うメリットもよく知られていない・・・・



個別原価計算である建設業の最大のメリットは、物件ごとに利益額をつかめることです。



営業ごと、建築ごと、建築担当者ごと、などの業績管理に役立ちます。



これを応用すると、中古車販売業にも適用できます。



すると、車両ごと、営業担当者ごと、エリアごとの利益額がつかめます。



人的サポートとツールさえあれば、実現可能です。



私の建設業のお客様でも、しっかり建設業会計を行っています。



手間は最初だけかな・・・・慣れるまでは。



2,3ヶ月で慣れてくるでしょう。私はそのサポートをしています。



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