ドビュッシー『亜麻色の髪の乙女』 | ぬめんちょ君、かく語りき

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「われわれは現在だけを耐え忍べばよい。
過去にも未来にも苦しむ必要はない。
過去はもう存在しないし、未来はまだ存在していないのだから」


こう言ったのはフランスの哲学者・アランですが、なかなかそんな風な固い思想を持って生きていくことはできません。過去におかした過ちをいつまでも悔いて煩悶したり、訪れるかも分からない未来の苦悩を先回りして苦悩を抱いたり、どうしても現在だけを考えて生きていくことはできません。

そんなとき、何に癒しを求めるか。もちろん愛する恋人に頭を撫でてもらって落ち着きを取り戻すか、信頼のおける友人たちとくだらない話で盛り上がって嫌なことをふっとばすか、解決方法は人それぞれですが、僕の場合、程度の軽い煩悶、苦悩に対しては、クロード・ドビュッシー『亜麻色の髪の乙女』で対抗することにしています。
この曲の柔らかなピアノの旋律に心を温かく包んでもらって、「遠いどこかの国の草原を流れる風に身を委ねるイメージ」を抱きます。その風に僕の中の汚れているもの、邪悪な心をさらっていってもらって、清らかな気持ちを取り戻すのです。

何度も何度も繰り返し聴いてきたおかげで、日常の中で嫌な出来事に遭遇した際に、実際に聴かずともこの曲を脳内でリピートすることで、ストレスを感じないですむこともできるようになりました。

この曲に「亜麻色の髪の乙女」というタイトルをつけたのが作曲者であるドビュッシー本人なのかは分かりませんが、このタイトルはなかなか神秘的で良いですね。
絵画のタイトルか何かから引用したのかもしれませんが、そういった汚れなき世界で生きていたいものです。


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