職業病 | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

皆様こんにちは。

 

そろそろ沖縄が恋しく

なってきましたしまんちゅです。

 

 

今回は少し専門的なお話です。

 

 

当館では深海に棲む

セトモノイソギンチャク↓という

生き物を展示しております。

 

 

イソギンチャクは、サンゴやクラゲと

同じ刺胞動物門に、分類されます。

 

 

刺胞動物たちは、敵から身を守るためや

獲物を捕らえるために刺胞と呼ばれる

組織を使います。

 

ちなみに、この仲間は刺胞に毒をもつものも多く、

刺激を与えると刺胞から毒針が発射されます爆弾

 

 

 

 

 

僕は大学時代、海底無脊椎動物

(イソギンチャク、ナマコ、ウミウシ、サンゴなど)

の研究室に所属していました。

 

そこで、スナギンチャクという

刺胞動物について卒論を書き、

その1テーマとして刺胞の観察を

行っていました。

 

 

刺胞動物の中でも刺胞は

種によって違いが大きく、

種を分ける際にも使われることが

あるんです。

 

 

そこでふと思いました。。

『深海性イソギンチャクの

刺胞が見たいラブ

 

 

 

てなわけで早速顕微鏡で

観察し、

 

 

 

 

円形のものと

楕円形のもの

 

2種類を観察できました!

(画質が悪くてスミマセン)

 

 

 

 

当時見ていた刺胞と大きくは

変わりませんでしたが、

大学時代の血が騒ぐ、

そんなひと時でした。

 

 

 

勢いでブログにしてしまいましたが

興味ないよなんて言わないでくださいね(笑)

 

 

 

しまんちゅ