<その時歴史は動いていた> 大韓航空機爆破事件 | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

現在、五十有余歳・・・

五十にして天命を知る歳から数年・・

いろいろ経験してきまして、その中には歴史的な瞬間もあったわけです。

そんな歴史的な瞬間、何をしていたかを綴ろうと思います。

 

 

 

 

 

今回は、1987年11月29日に起きた

大韓航空機爆破事件です。

韓国・大韓航空所属の旅客機が、北朝鮮の工作員によって飛行中に爆破された事件です。

 

 

1987年11月28日23時45分にイラクのバグダッド空港を飛び立った大韓航 空機 KE858 便は、経由地であるアラブ首長国連邦のアブダビ空港に立ち寄り、 韓国ソウル金浦空港に向かったものの・・・

インド洋上(アンダマン海域)で爆破され、 乗員乗客 115 人全員が犠牲となります。 

 

日本人親子「蜂谷真一」「蜂谷真由美」に成りすました北朝鮮工作員が時限爆弾を機内にセット・・・

「蜂谷」親子は経由地のアブダビで降りて戻らず・・・

インド洋アンダマン海域上空にて爆弾が爆発したわけです。

 

 

その後、「蜂谷」親子のパスポートが偽造されたものであることが判明・・・

移動先のバーレンで両者は拘束され、二人は自殺を決行・・・

男性工作員は即死したが、女性工作員は命を取り留め た。

女性工作員は韓国へ引き渡され、後に「蜂谷」親子が金勝一(59歳)と金賢姫(25歳)であり、北朝鮮の工作員であったことが分かります。

 

 

 

 

 

この頃の北朝鮮については、今以上に得体の知れない謎の国という印象が強く・・・

日本においては、日本海側を中心に日本人拉致の恐れが続いていた時期でもあり・・・

北朝鮮は とんでもない国だな・・・と思っていました。

(もっとも、今でもとんでもない国ですが・・・)

 

 

なお、当時の韓国は翌年にソウル夏季オリンピックを控えている状況で、これからの発展が予想される発展段階の国という感じだったと思います。

このオリンピックを阻止しようとして、北朝鮮が爆破事故を起こしたとも言われていました。

 

 

さて、実行犯の金賢姫ですが、取り調べなどを通して、その姿がTVに移ることが増え・・・

 

 

その容姿を見た韓国人男性より「金賢姫と結婚して 彼女の考えを正してあげる」みたいな手紙が多く送られている・・・そんなニュースも耳にした覚えがあります。

 

今みたいな美容整形は流行ってない時代でしたので、確かにキレイな人だとは思いましたが・・・

自国民をテロで殺した犯人にラブレターを送るとは・・・韓国人男性は何を考えているか?・・・理解に苦しむ思いをした覚えがあります。

 

ただ、北朝鮮女性工作員と韓国諜報部員との悲恋を描いた『シュリ』という映画や・・・最近では、北朝鮮軍人と韓国の財閥令嬢のドラマとか、女性韓国大統領候補と脱北者のドラマとか・・・

こういった作品も流行ったので、現実もドラマもあまり差がないのかもしれません。