
堀を渡ります。(この堀内がかつての実質的な「お城」だったようです。/ 因みにこの石橋は神社ができてからの後付けらしい。江戸時代の絵には描かれていませんから)

右に錦雲閣。(後で行きます)

左に白壁の建屋。(何だろう窓が小さいから居住用じゃなさそう。蔵かなあ?)

鳥居を潜ります。


ちょっと猫入ってます な狛犬。

石柱門の先に_

手水舎。

水盤の二つの紋は両方とも吉川氏の紋。 左の輪九曜は近世以降用いられたもの、 右が「下り藤に三引両」(←吉川氏は藤原南家(ナンケ)から分かれた家なんですって。下り藤はそれを表しているのでしょうね)。

正面の柱のような木立の脇に

気配を消しつつ身構える狛犬達がいました。

(カモフラージュってカテゴリーの外、って感じ)

最後の鳥居を潜ると

檜皮葺きの門、

門の横に説明板。

門を潜ると_複雑な反りのラインを持つ拝殿が現れました。

これはすばらしい!え?明治に入ってから建てたの? と思ったら違いました。

この社殿は「享保13年(1728)横山の白山神社境内に造営され、明治18年(1855)に旧城跡の現在地に移築されたもの」ですって。(説明板より) / 調べたら白山神社(=白山比咩神社)は境内のすぐ隣で、曳家してここまで運んだとわかりました。

神社のそもそもは、吉川家に養子として入った毛利元就の次男:元春(1530-1586 母が吉川家出身)が天文年間に建てた吉川興経を祀る霊社がおこり、といいます。(なんと日野山城に!/// 元春さんも母方の従兄である養父:吉川興経+その息子 養子として迎えいずれ家督を相続させると約束した千法師を殺させる事になって 苦しかったのだろうなあ・・・それが天文19年(1550年)かあー。)

その後_元春の三男:吉川広家(1561-1625)が岩国藩初代領主となります。(そして、山上に天守を持つ山城を築城するも
破却・・・)
時代は下り_「正徳年間(1711-1716)に 領主の居館の西に(吉川興経を祀る)治功大明神を移した」という記録があり、 「享保13年(1728)」に造営された現社殿は その時の「治功社」だそう。 (領主は6代目:吉川経永(1714-1764)ですが14歳の少年がそんな事命令するはずないなー。調べてみると 2歳で家督を継いだ幼君を支えるべきだった江戸家老:吉川外記って人がヒドイ浪費家でサイテーの政治家だったらしいー。のだけどこの社殿は素晴らしい。)

時に_ 6代目:吉川経永には子が無く、徳山藩から毛利家の血を引く経倫(ツネトモ)を養子に迎えています。 ここで吉川の血は・・・
なんと、母系では繋がっているのだそうです!(Wikiによると) よかったよかった。

因みに今の「吉香神社」祭神は 歴代の岩国藩領主の皆さんで、それ以前の御先祖さんは祖霊社に祀られている という事なんですが 祖霊社も境内地にあったのかなー 見落としたみたいー・・・。 (しかし、吉川嫡流を亡ぼした人達の末が 吉川の名と血を継いでいるって・・・ 重いなあー)

退出します。


振り返ってみた神社の垣。

近くにこんな物もありました。
田中穂積の 「美しき天然」の楽譜とブロンズ胸像。


↓田中穂積先生 略伝。

(郷土の偉人、なんですね)
続いては 神社の絵馬堂として建てられたという錦雲閣(キンウンカク)へ行ってみましょう。

説明板 / かつてはここに三層の隅櫓(スミヤグラ)があった!(すごい。三層櫓ったら小さなお城の天守閣級じゃん! / ヨダンだけど岩国では 山上のお城の説明板でも リーフレット類でも 櫓を矢倉 って表記してました。郷に入っては~ とも思ったけどこのブログではずっとヤグラを櫓って綴ってきたので 櫓 で通しますね)

こ これが 絵馬堂・・・。ってあらカラリとしてますよ。

それに二階屋と見えるのに階段がない・・・。

あ、もしかしたらこの傾斜になった所に下から梯子をかけるのかな?/とここで 突然ですが「怪談 猫が怨念」のサワリを。
堂守「一晩の宿を? それはええけど・・・旅の方、覚悟して下さいよ?実はな このお堂には・・・

・・・猫がおんねん・・・。」

おあとがよろしいようで。
戻って石橋を渡り、 改めて眺める錦雲閣。


ちょっとオマケで亀アップ。

豊かな水と緑の中の錦雲閣は本当に美しい。

公園を抜けて錦帯橋の方へ。

ん? ここは?



「実験橋」ですって。

へえ~。


橋のたもとまできました。

橋から見た川下。

川上_ おっ

鵜飼い船が浮いていた。(お客さんも乗ってる?)

脳内で流れ始める「美しき天然」。(山頂駅にあったからくり時計+神社境内の楽譜が思い出されて)

♪聞けや人々面白き~

♪こ~の天然の~

♪音楽を~

やー えーもんみせてもろたー^^)

岩国、錦帯橋、
素晴らしい所でした!/おしまい。