島原の角屋(スミヤ) | おだわらぐらし

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縁あって暮らす事になった相模の国 小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わいたいと思います

長く連なる格子と赤い壁が印象的なこちら_島原の角屋さんは 江戸時代の「揚屋建築」の遺構を残す日本で唯一の場所。( 揚屋とは置屋さんから芸子さん達を呼んで宴会をする所で、江戸時代の本には「饗す(モテナス)を業とする也」と載るそうです。) 今は「角屋 もてなしの文化美術館」になっています。 

↑そうそう、「江戸の吉原と混同され 「この格子窓には女性が並んでいたのでしょうか?」という質問を受ける事がありますが ここは遊郭ではなく花街ですので 」_ と観光協会のガイドさんが言ってました。(中で伺った話ですが、ここに打ちましょう)

↓ネットで、今 美術館は「夏季休業中」と知ってましたので、今回見学は叶うまい と思ってましたが、 その「夏季休業中」に市の観光協会が「特別公開」をしてくれてたんですねー。見学料も600円と手ごろ!_ ただし見る事ができるのは一階部分のみ、ですが。

門を潜ったところに架けられていた暖簾 (「蔓三蔦」という紋だそうです)。 これは見学者のためにここに置かれたもので、本来は・・・

↓正面のこちら_ 台所への入り口に架けられていたそうです。

↓客は右に折れ、(台所を通る事なく)建屋に入ったのですね。(この先に刀掛けがありました)

↓帳場への上がり口(多分)

↓おくどさんが並んでいます。

↓流し。(この手前が 観光客用の上り口になっています)

↓台所の奥には箱階段がありました。(9月15日以降、事前に予約すれば 二階も見せて頂けるそうですが、 ここから上がるのかな?)


↓玄関を上がった所、 になります。客はまずここで刀を預けたのですね?

(↑「雲母(キラ)押し」を施された唐紙。光を受けると ほう と光ります)
写真はありませんが、 この右手に資料室があり、 見たく思っていた蕪村の屏風絵を間近に見る事ができ 嬉しゅうございました。

↓玄関のその先_ 

↓中庭です。

↓中庭の東側の表座敷「網代の間」。(重要文化財)

↓天井が網代になってます。


↓中庭の西の間の方へ移動。

↓西の庭の松_「臥龍松(ガリョウショウ ・ ガリョウノマツ)」。市の名勝に指定されているそうです。

↓ただし 二代目だそうですが。(すぐ横に初代の松の切株が残っておりました。二代目の幹と比べるとかなりの大木だったのがわかりますね?)

↓松が枝の向こうに 茶室(薮内流)「曲木亭」が見えます。(庭に面して茶室を構えるのは「揚屋建築」の条件になっているそうです。/ 尚 角屋さんにはもう二つ、茶室があるそうですよ?)


↓この庭を南に臨む 角屋で一番広い座敷が「松の間」。(新撰組ファンには芹沢鴨がここで働いた「暴挙」で有名???)

↓華やかで美しい広間ですが ここは・・・重要文化財になっていません。大正末期に火事で焼けており その後再建された建屋だから、だそうです。残念ですね。

↓松の間の西には渡り廊下が架かっていました。きっとこの先が雪隠ね?と思ったら・・・

↓雪隠は座敷の裏手でした。/ ガイドさんによると、渡殿の先の離れ風の建屋は 風に当たって酔いをさましたり 月を眺めたりするのに使われたのではないか との事でした。

はー 風雅なことでございます。

ありがとうございました。退出いたします。
近く又改めて、 二階部分を見せて頂きに上がろうと思います。
↓客用玄関口から南を見たところ_


この後は 置屋だった「輪違屋」さんの方へ~ (つづく)