16th初日セールス結果をどう見るか? | イコラブとてっぺんまで(イコラブ応援ブログ)

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アイドルグループ「=LOVE」(イコラブ)への思いを気ままに書いています。「イコラブをてっぺんまで」ではなく、一緒に頂点を目指したいと思い、このタイトルにしました。イコラブを愛する方はもちろん、これからイコラブを知りたいという方にも読んで頂けると嬉しいです。

こんばんは。

 

超久しぶりのダブルヘッダー(1日2本更新)です。前記事の冒頭書いたとおり、異動を控えて仕事に一時の余裕が生まれ、昼更新出来るようになったので、夜も書く時間があるのです。ところが、帰宅後にメールチェックすると、新部署(異動先)から、案件割り当てメールが届いていました。本当に束の間の「平穏」で終わりそうです(涙)。

 

そんな自分の近況はさておき、夜も書きたいと思ったのには理由があります。本日リリースの16th「呪って呪って」。リリース日ですから、オリコンの初日セールスの数字も出ます。特に今回は、前作でこちらの数字が上回っていた某ジャニーズグループが同発。そんな中で週間1位が取れたら凄いといつも以上に初日セールスに注目していました。その結果がこちら。

 

 

某ジャニーズグループ(名前出てますがw)とは約6万枚の差を付けられた2位。2日目以降はあちらの方が売ってくる筈ですから、週間1位は諦めざるを得ません。ジャニヲタ(最近はそれ以外に夢中ですが)の娘に事前ヒアリングしたところ、あちら界隈は推しグループでなくとも、1位がヤバい状況となると、他G推しからも支援砲が入るようです。それだけ(旧)ジャニーズに対するプライドが高いのでしょう。特に今回はあちらのエース格メンバー卒業シングルと聞き、「正直厳しいかな」と思っていました。ともあれ、貫禄の初日1位はさすがです。セクゾファンの皆様、おめでとうございます。

 

そんな訳で順位はさておき、気になったのはイコラブ自身のセールス枚数。約15.8万枚は前作ラストノート初日の約18.3万枚より2.5万枚減です。2位という順位より、この事実が気になりました(前記のとおり、1位は厳しいかなと思っていたので)。これが「イコラブ20万枚だけど2位」だったら、何の問題も無かったのですが…。

 

正直、この事実を18時過ぎに確認した時、落胆の気持ちが湧きました。まあ、夕飯が喉を通らないほどのショックはありませんでしたが、祝杯もあり得るなと買い込んだ酒は明日以降の消費に回りそうです。不本意な結果にも映り、ブログ記事で採り上げるのも避けようとも思いました。ただ、冷静に考えるとそれほど悲観する結果でもなく、ブロガー仲間でこの結果を事前に予測されていたブロガー仲間「るいるい」さんとDMでやり取りする中で、新たに思う事もあったので、こうして書く事に致しました。結果が良い時だけ「大勝利!」と採り上げるのも、ズルいよ、ズルいねですからね(まるで戦時中の「我が軍、今回も大勝利」の大本営発表になってしまいますから)。明日の記事ネタに取っておこうとも考えましたが、気持ちが既に整理出来たので、忘れないうちに書く事にしました。

 

 

先ず、数字を整理しましょう。前記のとおり本作のオリコン初日セールスは約15.8万枚と前作比で約2.5万枚の減となりました。ただ、もう少し前まで遡ると、実は前々作「ナツマトペ」の約15.2万枚を上回るグループ史上2位の数字なのです。ちなみに最近のオリコン初日の数字を並べると、11th(あのコン)12.5万→12th(ビーセル)11.0万→13th(トリガー)13.2万→14th(ナツマトペ)15.2万→15th(ラストノート)18.3万です。どうしても前作と比較しがちですが、前々作までの流れを見れば決して悪くない数字でした。これが12~13万程度ですと、「おいおい…」と言ったところですが、長いタームで観れば許容範囲かと。まあ、前作の約3.1万増が異例でしたけどね。

 

考えてみると、今回は前作からのタームも短く、何よりツアーや円盤とヲタクの財布も疲弊している最中です。自分のようにイコラブしかお金を落とさないヲタでもなかなか厳しいですからね。ノイジョイの兼ヲタですと、相当厳しい状況かと思います。また正直言って、対面のプレミア感も大分減ってきた印象です。この辺りが「トリガー」や「ナツマトペ」でワークし、「ラストノート」ではそれに加えてCD2枚が必要な「2S撮影会」も加わりました。コロナ禍からの現場正常化からもうすぐ1年が経過し、この辺りの「神通力」も薄れてきたのでしょう。

 

こうした「言い訳」はともかく、何より思った事。CDセールスはここらが上限で、頭打ちのフェーズを迎えたかも知れない事実です。ぶっちゃけ、イコラブに限らずメジャーな女性アイドルグループのセールス数字は「お話し会」(以前は握手会)等の販促イベントが頼りです。そこにあってイコラブは、現在の体制が続くのであれば、メンバー数が減る事はあっても、増える事はありません。1人のメンバーがこなせる販促枚数には上限があります。いかにいかりんぐが人気でも、現在の倍に部数設定する事は出来ません(それこそ過労で倒れてしまいます)。他メンバーが人気を底上げしても、どこかで上限は来てしまうのです。そうなると、前作ラストノートはタイミングの妙があったかも知れませんが、初日15~18万くらいが現イコラブの「上限」とも思えます。そうだとすると、右肩上がりの成長シナリオを期待するフェーズは終わり、今後は前作比の増減に一喜一憂すべきではないのかとも思えたのです。これが、特段の理由無く、前回18万→今回15万→次回13万→次々回11万と言った具合に、ダウントレンドが続くようですと、いよいよマズいですけど、前記の「ナツマトペ」比較で言及したとおり、そのサイクルには陥っていません。

 

 

今回の売り上げ減(まだ初日だけですけどね。なお初日では前作比減となった「ビーセル」の2日目セールス約1.5万は今でも史上最高で、タイミングの問題もあります)の背景の1つとして、リリース間隔の短さを挙げました。だからと言って、「1年に1作だけリリース」としたらどうでしょう。ファンの飢餓感は高まりますから、確実に売り上げは増えますが、満足度は大幅減ですよね。何より、仮にも新作リリースの度に「CDTV」等の歌番組に出られるようになったところ、それでは外向けPRの機会も減ってしまいます。また、販促イベントを「射幸心」を煽るようなものにすれば、太ヲタの購入枚数が上がり、トータルの数字は上がるかも知れません。例えば3名様に「メンバーと1人デート券」が当たるとすれば、とんでもない枚数を買うファンが出てくるでしょう。でも、それでは動員数は上がりません。我々が目指している夢を叶える上で何より重要なのは動員力。3,000人が各100枚買っての30万枚より、40,000人が各5枚買っての20万枚の方が価値ある状況なのです。そもそも射幸心を煽るような特典って、どんどん過激になってしまいメンバーの心が抉られてしまい、ファンの分断も進みそうです。そんな事をしてまで売上増に拘る必要は感じません。

 

重要なのは、オワコン感を露わにしてしまうダウントレンドを続けてしまわない事。それを避け、多少の増減はありつつも、収益ペイ出来ている損益分岐点を超える売り上げが確保出来ていれば、もはや上限を迎えたとも思えるセールスに固執する必要は無いのです。販促目当て以外の新規さんを増やす事が動員力増強に必須ですが、そうしたライトファンはCDなんて買いません。前記事で書いたように、ウチのようにCDプレーヤーが無い家庭も増えていますし、音源ダウンロードすれば良い訳ですから。ですから、今後新規ファンが増える=CDセールスも同じだけ増えるとは必ずしも言えない状況です。今、自分が気になるアーティストが出てきても、CDなんて買いませんからね。

 

 

重要なのは、やはり動員力。100枚CDを買うファンを5人増やすより、1枚だけ買う「普通のファン」を1,000人増やす事が求められるフェースになっており、それには販促よりもむしろ、「あ、あのイコラブ(或いは〇〇ちゃんのいるグループ)なんだ。だったら1枚だけ買ってみよう」というご新規さんをどれだけ呼び込めるかが重要になるのです。さすがの佐々木舞香ちゃんでも、販促で売れる枚数には上限がありますが(人間ですから、こなせる部数には限りがあります)、「舞香ちゃんのいるグループなら気になる」という誘因力は無限なのです。これからは個人でも、いかに外にPR出来るかが問われています。

 

以上、今回はオリコン初日セールス結果を踏まえ、こうした数字の捉え方について書きました。まあ、これが売上増を果たせていたら「今回も大勝利!」と言う記事を書いていたでしょうが(笑)、それでもここまで書いたことは、強がりでも無ければ、言い訳でもありません。もうフェーズが変わったとも言えるのです(この心境に至らせてくれた、DMにお付き合い頂き、視野の広い「るいるい」さんにSpecial Thanks)。

 

「ビーセル」の先例の如く、明日以降盛り返すかも知れませんが、損益分岐点を超えられれば良いでしょう。「トリガー」のセースルを受けて、海外MVロケを敢行した経緯を思えば、トリガー程度(オリコン初日13.2万)程度が一つのメドに思えます。何より数字がどうであれ、「君の第3ボタン」の価値は寸分も減るものではないのですから。

 

以上、昨日より、表題や、推しセンターのC/Wを差し置いて「第3ボタン」に夢中のオッサンからでした。(終)

 

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