「withコロナ」…コロナ感染者数が増え続けてももう以前のように活動自粛とはならず、細心の注意を払いながら仕事や学校へ行く。
これからは自分で自分を守りながら経済と教育を動かしていかなければなりません。

私の住んでいる大阪では、外出自粛や休業要請により一時期感染者がゼロになり、通勤、通学が再開されました。
営業が再開されてショッピングモールは大賑わい、飲食店は連日長蛇の列で土日は車も渋滞しています。
学校が始まってからは今までの遅れを取り戻すかのように詰め込み授業となり、行事中止、夏休み短縮が決定しました。

そして今、また増え続ける感染者数。
その多くが若者だと報告されています。
学校は感染者が出るとまた臨時休校となり調査が入ります。
「あの休校と外出自粛期間は何やったん?結局一気に元に戻ってるやん。あれいらんかったやん」と子どもたちがぼやきます。

今年は長女が就活、次女も進路選択の年なのですが、企業説明会や、オープンスクールなども中止となる中、これから自分はどこに向かえば良いのか?果たしてこのまま自分はちゃんと卒業できるのか?気持ちがぐらつき、不安が頭をよぎります。

マスク、消毒、蒸し暑さ…この状況はいつまで続く?
満員電車、密な教室…どう考えても感染予防なんてできない。
学校も始まったと思ったらまた休みになる。
オンライン授業は混乱している。
こんな状況でも水泳授業や頭髪指導に時間を割く学校。
学校は休みだったのに授業料の請求書は送られてくる。
誰も着けているのをみたことがないアベノマスクを何故かまだ配布するとか言ってる。
バイト先に来るお客さんはストレスの吐け口にするようにイライラを店員にぶつけてくる。
etc.

先生や政府、大人の言動に納得がいかず
「今それ要る⁉︎」
「今そんなことどーでも良くない⁉︎」
「もっとやることあるやん!」
「私らに言われても知らんやん!」
帰ってくると毎日不満を爆発させています。

先の見えない不安に焦りを感じて
「もう、学校の意味なくない?後期の授業料振り込みまだやったら、もったいないし学校辞めてフリーターで働こうかな」といきなりぶっ飛んだ決断を口にする。
いやいや、待って、落ち着いて!
今辞める方がもったいないから!
焦るのわかるけど極端すぎる!

今の状況が不安すぎて、冷静に考えられなくなっている。
将来に夢を持って頑張ってきただけに、その夢が挫けそうになると
「もう私が頑張ったって無理なんや。こうなったら今までのも全部台無しになるんやし。もうどーでもいいや」
って今まで積み上げてきたもの全部を投げ出したくなる。

子どもたちのこういう場面には慣れています。
今まで幾度も遭遇しました。
慣れてはいても、こうなった時の子どもの気持ちを受け止めるのってすごく難しくてしんどい…。
私も気持ちがわかるし、私もそうなってしまうし、不安な気持ちを一緒に共有してしまうからです。
余裕がなくなってしまって、親として大きく包み込むことができなくなるのです。
キューって胸が痛くなって、ドクンドクン心臓が早くなって、息が苦しくなるのです。

不安があるととてもしんどい。
不安があると投げやりになる。
不安があると無気力になる。

学校や日本を動かす偉い人(先生や政治家の方)にお願いです。
若い人たちが将来の心配をしなくて良いよう
夢と希望を見失わないよう
生命の危険に脅かされないよう
不安を取り除いてください。
そのために、大切なお金や時間を費やしてください。
余計に不安になるようなことは言わないでください。

「そんなこと今どーでもいいんだよ!」
「そんなことしたって無駄なんだよ!」
「そんなこと求めてないんだよ!」
っていう、若い人たちの叫びにちゃんと耳を傾けてください。
これからの日本を支えてくれる若い人たちをどうか大切にしてください。
今までキラキラ瞳を輝かせていた子どもたちが、不安に押し潰されてしまいそうな姿を、いろんなことを諦めてしまう姿を、近くで見ているのはとても辛いです。