昨夜もウトウトしているとまた家が揺れました。
メアリーも揺れるたびにビクッと怯えています。
地震以降、メアリーと子どもたちだけに留守番をさせて外出するのが怖くなりました。
自分でも気づかないうちに歯を食いしばっていたり、体中が緊張していて硬くなり、肩が凝っていました。
無理のきかない年齢のせいか、珍しく風邪もひいてしまって。
でも立ち止まれないから「病は気から」と自分に言い聞かせ、薬を飲んで騙し騙し乗り切っていました。
なんとか気合いで乗り切り、やっと日曜日。
少しの時間でも家を空けるのが怖かったのですが、身体を動かしたり、瞑想したり、呼吸を整えたり…疲れている身体をメンテナンスしようと思って、ヨガのレッスンに行ってきました。
今日もヨガに行かないで家で寝ていたら、身体は休めていたかもしれませんが、心の緊張は取れないままだったと思います。
この体調不良はきっと精神的なストレスが原因だろうと感じていました。
先生の声掛けに合わせて深呼吸をしたり、身体を伸ばしたり、心を無にしたり…自分の中に意識を向けていく。
するとスーッと心身ともに落ち着いていくのがわかりました。
薬の力ではなく、自分の中にある自然治癒力で、回復していくのがわかりました。
地震以降、こんな風に自分のことだけを集中して考えること、自分のためだけに時間を使うことがなかった…自分のことだけ考えることができなかったし、してはいけないと思っていたので、無意識にずっと歯を食いしばっていたのかもしれません。
不安な気持ちはあったけれど、ヨガに行って良かったです。
先生や他の生徒さんにもお会いしてお話ができたし、皆さん大変な経験をされたけれどこうやって無事にヨガができていることは本当にしあわせなことだなあって。
地震前と同じようには戻れないけれど、少し心も身体も軽くなりました。
レッスンをしていた公民館で、ボランティアの方々が「子ども食堂」を開いてくださっていました。
「今日は日曜日なので大人の方もどなたでも来てください」と声をかけてくださったので、ヨガが終わってからお邪魔しました。
中では60代くらいの方々が食事の用意をしてくださっていて、その姿に心が温かくなりました。
とても美味しく、ありがたくいただきました。
一方で、ヨガの生徒さんのお話の中で、この地震のあと修理業者やボランティアを装って「家屋の修理見積もり」や「無料で支援物資を送ります」などど言って高額の修理代を請求したり、住所を聞き出そうとしたりする人がいたと聞き、やりきれない気持ちになりました。
人の弱みにつけこんでくる人。
自分のことしか考えられない人。
我先にと水や食料を買い占める人。
不安や混乱を煽るようなメールを流す人。
やりきれない腹立たしい思いはあるけれど、そんな人はやっぱり心が貧しくてさみしい人なんだ。
人のために何かしたいと思って行動できる人は愛情に溢れている人なんだ。
人って何なんだろう。
地震以降、人について考えさせられる出来事が多く、どっと疲れてしまいました。
ヨガから帰ると強い睡魔に襲われ、2時間ほど爆睡。
目覚めたらすっかり身体が楽になっていました。