私は私なりにピアノの練習をしているのであるが一向に上達しない。
まあ、今は、それで良しだと思って続けているのであるが
以前、娘が、「ツェルニー30番はちゃんとやったほうがいいよ、って先生が言ってた」と
アドバイスしてくれたことがあった。
じゃ、と一時奮起して1番と2番を真剣に練習してみた。
やればある程度は弾けるのだけど、それ以上はなかなか上達しない。
テクニックの限界なのか、やる気の問題なのか、
そこのところを突き詰めるまでもなく、自然消滅というか飽きてしまったわけだ。

確かにツェルニー30番は、ピアノ上達を目標にしている生徒にはいい練習だと思う。
しかし、我々年配者が取り組むのには厳しすぎるかな、というのが正直なところなのかもしれない。

で、今は元に戻って好きな曲を毎日一回づつ弾いているわけ。
曲は、シューマンの子供の情景から1、2、3番を弾いて、つぎにドビュッシーの月の光とグラドゥス・アド・パルナッスム博士、そしてショパンのマズルカ作品63-3、子犬のワルツをさらっと演奏して終わる感じ。弾くといってもまともに弾けるのはシューマンの「見知らぬ国」だけかな。
そんな日課を日々続けているわけで、1ヶ月単位でみれば上記のように「上記の一向に上達しない」ということになるわけだ。

でもね、これが一年単位でみると、意外に上達してるんだよね。
以前テクニカル的にまったく歯が立たなかった部分の指がスムーズに動いたり、譜面の読みが早くなったり、長い目でみれば成長してるんだなぁ~っと。
そんな発見があったりすると、またやる気がでたりして、なんとか練習が続いている感じかな。

今年もまた少しだけ上達できればいいなあ~音譜