ドイツ生まれのペンギンのぬいぐるみ、ベネです。だいぶ前に新型コロナ予防ワクチンを接種したベネのオーナーは世の中の噂の一つである「モデルナを接種すると5Gが受信できるようになるらしい」ということもなく、普通に生活しています。
ザ・ドイツ刺し
意味:ケーキの横にフォークを刺してしまうこと
最近、ドイツのニュースを読んでいて、気になる単語が「2G」「3G」。確かにドイツの通信状況は不安定で、4Gでバリ3(死語:携帯電話の電波の受信状態が最強であることを指す記号)ってことは都市部でしかないので、もしかしたら、普段3Gでもおかしくないんだけど、今回はそんな電波の話ではなく、COVID19関連の話です。
■ドイツのニュースの中に出てくる「2G」「3G」とは何か?
最近のドイツのニュースで出てくる「2G」「3G」は、「接種済みの人(Geimpfte)」、「快復者(Genesene)」、「(抗原検査による)テスト済みの人(Getestete)」の頭文字をまとめたものです。これは入場制限に関するルールで、例えば、カフェ、レストランや人が集まる施設などで使われています。
参考:Geimpft, genesen, getestet: 3G-Regel gilt seit dem 23. Augus
https://www.bundesregierung.de/breg-de/aktuelles/bund-laender-beratung-corona-1949606
■「2G」「3G」のどちらが厳しいルールなの?
実は、「2G」>「3G」です。3Gが2Gになる問題点は、ワクチン未接種者を排除する恐れがあることです。これは、選択の自由を奪う行為では?と思う人も多いと思います。
もう少し具体的に説明すると、3Gルールでは未接種でも検査キットを使った陰性証明で入場ができましたが、そのような手段がなくなるということです。これはなかなか難しい問題なので、無害なペンギンのぬいぐるみを目指すベネとしてはコメントを控えますが、ドイツ人の悪い癖が出たなぁと思っています。
参考:Landtagsdebatte: In NRW gilt ab nächste Woche 2G
https://www.tagesschau.de/regional/nordrheinwestfalen/wdr-story-44051.html
■突然、マスクをしていない集団が車両に乗り込んだら?一撃で撃退する方法。
海外の人はマスクをしていないイメージですが、一応ドイツ人もマスクをして生活しています。しかし、元々、マスク嫌いな国民性なのか、反マスク集団とかがいます。ちょっと迷惑なのが、電車やバスに乗り込んでくること!そのときには、ドイツ語で「検札!」と叫べば、すぐに降りるそうなので、試してみてください。イタリアでも使えるけど、日本では使えない魔法の言葉なのです。日本だとなんだろう?
■いろいろなGについて
最後に世の中に溢れるGの正体を3つ紹介します。
1 スマホの4GとかのG
このGは「Generation(ジェネレーション)」の頭文字です。似た言葉に「なんとか 2.0」というバージョンを表すものもあります。industry3.0的なものです。ベネも進化したのでベネ2.0です。
2 車の話をしているときに現れるG
これは、衝撃の大きさを表します。「Gがかかる」などで使いますが、知らない人が聞くと変換できないこと間違えなしです。
3 食べたスイカを放置して寝ると現れるG
これは、ベネが嫌いな虫の頭文字です。ドイツ語ではKakerlakeなので、Kとなります。1匹見たら10Gいます。
こうやってみるとGはなかなか有用な単位だと思われます。最後のは除いて。
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自由にコメントできるのがネットのメリットですが、このブログは掲示板ではないので、コメントは受け付けません。ベネに伝えたいことがあったら、メッセージを送ってください。