1972年ミュンヘンオリンピックレガシー・選手宿舎に住んだことのある弟を持つベネの名古屋日誌 | 名古屋に住むドイツ生まれのぬいぐるみの活動日誌

名古屋に住むドイツ生まれのぬいぐるみの活動日誌

ドイツ、ケーセン社のぬいぐるみと名古屋に住んでいます。主にドイツに住むベネの両親が心配しないように日誌を書いているという設定です。内容はドイツ、鉄道成分多めです。

ドイツ生まれのペンギンのぬいぐるみ、ベネです。東京2020年大会オリンピックも残すところと3日。ベネのお気に入り馬術は今日の団体障害でおしまいです。馬術のおかげで寝る前にドイツ国歌、ときどきイギリス国歌を聞けて楽しい時間を過ごしました。主に馬術競技が行われた馬事公苑は大会終了後改修されるため閉鎖されますが、ベネが東京に戻る頃にはまたオープンしていると思うので、ポルシェセンターに行った帰りに寄りたいと思います。今回はベネのオリンピックレガシー体験を紹介します。

 

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オリンピック延期でステークホルダーの気をやきもきさせた晴海フラッグの記事を見ていて思い出したのですが、ベネの弟(リヒャルト)のオーナー家族は、数年前に1972年ミュンヘンオリンピックレガシー・選手宿舎に住んでいました。例えば、2020年時点の話として、48年前に建物です。日本だと住むのに躊躇してしまうと思いますが、ドイツではそんなに古いというわけではないらしく、いまだに高級住宅として存在しています。思い出したので、記憶がなくなる前にどんな建物・部屋だったか記録を残しておきます。

 

※ ベネの犬の名前はミュンヘンオリンピックのマスコット「バルディー」です。

 

 

 

ベネの弟家族の住んでいた旧ミュンヘンオリンピック・選手宿舎※1)は、ミュンヘン中央駅から地下鉄で20分くらいのところにあり、駅名だけでは、そんな遺跡だとはわかりません。今、残っているのは、高層マンションが数棟。棟と棟の間は緑地になっていたり、公園になっています。交通の便もよく、棟によっては地下鉄・バス・トラム駅から徒歩5分くらいです。この地域は日本人用幼稚園が近くにあることから、日本人駐在者が多く住む地域です。つまり、住んだことがある人、今も住んでいる人がいます。もちろん、今でもベネの知り合いが住んでいます。治安もよくて中心地も近いので、人気ですが、ドイツ国内の家賃の高騰と共に手が出にくく家賃になりつつあります。

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ミュンヘンオリンピックの悲劇が起こった選手村とは違う場所

 

ここからは、マンションについてですが、タワーマンション程ではないのですが、結構高い建物でした。地下1,2階には各戸のトランクルームとドイツのマンションにはよくある共用コインランドリー、地下駐車場があります。

 

ベネの弟の家族が住んでいた部屋は、2LDK、(うろ覚え)120㎡の角部屋でした。ベネの記憶をたどって書いてみるとこんな感じ。

玄関を開けると玄関ホールがあります。縦長で、5畳位ありました。ベネのオーナーなら謎の彫刻群を置きますが、人によっては冷蔵庫を買い増したり、壁を作って小部屋をつくる、棚を置くなどさまざまでした。

 

キッチンはドイツにありがちな廊下にシステムキッチンがあるタイプ。ある意味日本のワンルームを思い出す仕様です。ただ、廊下が部屋みたいに広いのと立派なオーブンと食洗器がついているという違いはあります。これはさすがに近代に付けていると思います。

 

寝室などの部屋は割と小さめで、ベッドとチェストを置いたら終わりというサイズでした。ただ、天井は高いので圧迫感はないです。一方、リビングはめちゃくちゃ広くて、日本の間隔とは違って、どんな家具を置けばいいのか悩んだそうです。

 

 

特筆すべきは、バスルームとトイレの小部屋二つ。これは、弟家族の部屋は「バスタブだけ、トイレだけ」に分かれていましたが、部屋によって「トイレだけ、トイレとシャワー」「トイレとシャワー、物置」などバラエティーがあったそうです。弟はどちらの部屋も広くて、アメリカみたいにトイレに洗濯機を置いてもいいかもと思ったそうです。

 

全体的に部屋は広くて良いのですが、内側、廊下側の壁が薄く、扉の開け閉めの音は大きく響きました。それ以外は、あんまり不満はなかったそうです。

 

 

一方、東京2020年大会オリンピック、晴海選手村は、HARUMI FLAGとして分譲住宅として売り出し中です。場所は、都営大江戸線「勝どき」から徒歩21分と書いてあり、実際は30分くらいだと思うので、車がないと生活は不便かもしれません。

 

今、売り出し中の部屋を見るとだいたい65㎡のようです。約50年前の旧ミュンヘンオリンピック・選手宿舎を知っていると選手が「狭いね」というのも水回りに不満を持つのもなんとなくわかります。オリンピックレガシー好きなベネとしては、これからも注目していこうと思います。そのうち住むかも。

 

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前回も不思議に思っていたのですが、ベネのオリンピック関連の小さな疑問の一つみんなが「メダルを噛んじゃう」件について、ベネのオーナーの夫(ベネP)に理由を聞いたところ「コインチョコの弊害じゃない」と言われました。「コインチョコは銀紙を外してから食べると思うんだけど・・」と思っていたら、名古屋市の河村たかし市長も他人のメダルを噛んじゃって、世界のTOYOTA兼東京オリンピックの最大スポンサーの怒りをかったらしいです。


そんなわけで、先週から河村市長出席して予定だった行事は延期か市長抜きで行われています。理由は「市長がなんか噛んじゃうとヤバいから」。なんか、しつけの入っていない子犬みたいな理由です。子犬ならそんな理由もかわいいんだけど。

 

 

名古屋に住んでいると大村知事と河村市長の非常識な発言や行動に耐性がついてしまうのですが、やっぱり「慣れはだめだな」と思った次第です。昨日は市役所に4000件のクレーム電話があったそうです。

 

電話したい気持ちはあるかもしれませんが、ただでさえ、業務遂行能力に疑問がある名古屋市の業務がさらに遅延するのは名古屋市民として困るので、皆さんお控えください・・。できれば、掲示板かチラシの裏に思いを吐き出して終わりにしてほしいです。

 

そんなわけで、今後メダルをかじる人は減ると思いますが、伝統をこんな形で終わらせた迷市長として世界中の人の記憶に残ってしまうかもしれません。この夏の思い出にメダルをかじりたい人がいたら、楽天でご購入ください。

 

ちなみに昨日の名古屋市民の話題はやっと届いた「ワクチン接種券」です。周りはクリニック接種希望者が多めです。ベネのオーナーもママに「早く打ちなさい」と言われていましたが、「まだ予約開始日前なのでできません」と答えています。

 

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ここまで書いて、マイナーな場所の長野オリンピックの元選手宿舎を思い出したので、今度行ってきます。あの有名なおしゃれな住宅じゃないほうです。ちなみに1972年の札幌オリンピックの選手村もまだ住居として使われていることが確認されました。

 

 

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自由にコメントできるのがネットのメリットですが、このブログは掲示板ではないので、コメントは受け付けません。ベネに伝えたいことがあったら、メッセージを送ってください。