↑これは11号帆布よりやや厚地のセルビッチデニムで作った時の寸法です。
同じくらいの厚みであればテンションの低いストレッチデニムでも同様に出来上がります。
こちらはデニム以外の素材を使った時の寸法と作り方例です。
ポイントとしては、フェイクレザーならやや伸びる横地を使い、
チューブをデニムより細くします。通りにくいからね。
デニムより薄い平織綿プリントならばハーフバイアスの方向で幅も細くします。
デニムと同じ7センチにするとぶかぶかします。
そして、どちらもわざと伸びる方向で裁断する事で、
元々カーブしたチューブになじみ、シワが軽減されます。
ただし、使用しているうちに全体が伸びてしまいますから、
必ず地の目のある芯地を細くカットしたものを貼り、伸びどめを施します。
フェイクレザーとチューブが滑らなくて通しにくい時は
パウダーを降っておくのも良さそうです。
もしかしたらシリコンスプレーも良いかもしれませんが、
これは試していないのでわかりません。ごめんなさい。
ん? ちょっとまてよ。
デニムは伸びない縦地裁断で良いのはなぜ?
な、なんででしょう?
デニムは綾織だから? うーん、わからん。
まあ縦地裁断できれいにできているのでヨシとしましょ←逃げるな
実はその疑問を検証するためにツイルとかの綾織生地でも作った方が良いなとは思ったのですが、
フェイクレザーと平織木綿で力尽きたので割愛させていただきました
はい次!
デニムでもう一つ、こんな形の裁断物を載せましたが、
寸法はこうです↓
使い方例も書いていますが、私は↑このように使ったことはありません。
元々この形はこちらのバッグに使うのに作りました↓
今まで幾度も画像を載せたバッグですが、これは昨年5月に作りました。
このように外ポケットの表布と内布の間にはさみこんでいます↓
このように長く伸ばした足をポケットの中ではふらしにして、
バッグの底布に止め付けています。
これには理由があって、
こういう風に↓バッグの底板にかかる重みを根元から引き上げたかったからです。
ポケット口が重みで変形する心配があったので、このようにしてみました。
小さめのバッグですが、かなりの容量があり、
私はぎっしり詰め込むクセがあるもんで…
iPad miniが重いんよね〜
約1年間の使用でそこそこくたびれておりますが、
吊り下げてもポケット口はこの通り↓
ね、変なところで伸びてないでしょ
てゆうか、肉眼で見るとそうでもないのに、
撮影するとやけにくたびれてる〜
そろそろ新しいのを作ろうかな…。
以上。
本日も最後までお付き合い頂き
ありがとうございましたm(_ _)m
追記
今朝フェイクレザーにチューブを通しやすくできるかなと、
チューブにシリコンを塗ってみました。
結果、OKです
フェイクレザー7センチ幅でも
外径8ミリのチューブがスルスルと通りました!
もし、このチューブ持ち手を作ってみようと思われる方がいらして、
チューブの通しに苦労された場合はシリコンをチューブに塗るのもひとつの手だと思います。
その際はチューブとレザーへの試し塗りもお忘れ無く。
全ての素材でOKかどうかはわかりませんので
使ったシリコンは1番手に入りやすいこれ↓です。