皆さまこんにちわ。
ねこミシンです。
少し前にアップした
エコティッシュケースの作り方
「ややこしいことは後回し」
って書いてたヤツ。
ややこしいことは読みたくないかもですが、
いちおう書いておきますね
エコティッシュケースの
ファスナーの縫い代をなぜ7㎜にするか
はい、
自分的には7㎜が好きだから。
って、ぜんぜん答えになってないねww
量産する工場では何ミリの縫い代でやっているとか知らないです。
全くの自己流で7㎜が好き
詳しくは後で書きます。
えーっと、
とりあえずタイトルの
スクエアポーチのパターン作り。
こちらの順を追いながら説明しますね。
まず、今回のエコティッシュケースは、
こんな感じで平べったいマッチ箱みたいな形ですよね
だから、
手描きの図がザツで汚すぎです。
今回全部こんな感じです。ごめん(>人<;)
エコティッシュケースの出来上がりは、
赤い四角の上面と青い四角の底面の大きさを同じにしたいわけ。
で、マッチ箱の縦の長さ、
つまり立ち上がり部分が洋裁用語で言うと、マチってことになるんですね。
エコティッシュケースの場合は、
緑の線部分で縫い合わせるわけだから、
上面と底面に続くマチの緑の線を同じ寸法にしてやれば良いってことです。
あ、説明していくうちにだんだんとややこしくなるね
要はね、
こちらの図で見ると
☆と☆が同じ寸法になれば良いわけですよね。
でも、上面の☆にはファスナーが含まれているわけだから、
パターン上ではファスナー分を削らなければならないわけです。
えー、そんなん計算がめんどくさい
って思われるでしょうが、
大丈夫
算数苦手なねこミシンでも出来ます
それはね、
ファスナーの半分は何㎝何㎜かなんて測ってるとややこしい
なぜかというと、
ファスナーの務歯は反対側と噛み合うから、噛み合う分て何㎜?
なんてことを割り出すのは至難の業。
噛み合わせてから全体幅を測れば簡単
ってわけです。
で、
この時、ファスナーを
見せ幅と縫い代に分ける。
その作業がこちら
出来上がりファスナー幅=見せ幅です。
例えば
3.2㎝くらいある太いファスナーなら、
縫い代を0.7㎝にすると見せ幅は1.8㎝。
だから、1.8㎝の半分の0.9㎝を
パターンの出来上がり線からカットしてやれば良いわけです。
えーっと、またややこしくなったね。
全体で考えるとこんな感じ
わかりますかね?
私はこのやり方でやってます。
で、図の中に出てくる+αの厚み分
てのを説明しだすとまたややこしくなるんだけど、
ごめん
布の厚みや硬さによっても違うから、
ここはやってみるしかないところでもある。
厚地布やキルティング布なら
1〜2㎜くらい加えることもあるかな?
それと、上図の計算式で
ファスナー幅によっては小数点以下が出てくることもあるけど、これは繰り上げすれば大丈夫です。
誤差は縫製のときにごまかせる調整できる範囲だと思います。
とまあ、
ちょっと考えれば誰でもわかることばかり書いてしまいましたが
このやり方を覚えておくと、
いろいろ応用が効いて
いろんな形のポーチのパターンが、
自由自在に描けるようになる!
はず!
例えば、
スクエアポーチといわれるこんなのにも
エコティッシュケースと同じやり方が応用できます
てゆうか、スクエアポーチの応用がティッシュケースなんですけどね
下図の右側は展開図。
ファスナーの計算は上部の細長いところの縦幅に使います。
そして、もし長さの決まった金属ファスナーを使いたいと思ったら、
右下の図のように
マチ接ぎ位置の移動によって、
パターンをファスナーの長さに合わせることができます。
短いファスナーだと
開け口は小さくなるけど、
スクエアポーチとしては
同じ形に作れます。
※上図でファスナー長さと書いているのは、
ファスナー長さ+1㎝に訂正しておきます。
きっちりファスナーの長さでパターンを引くと、
止め金具に当たって縫えないです。
それとね、
小物をきれいに形良く作るコツは
きっちりしたパターンもさることながら、
やっぱり裁断を丁寧にすることかな。
裁断時に〈わ〉で歪む場合は
倍に展開したパターンの方が良いし、
せっかくきちんと作ったパターンなら、
出来るだけ誤差が少ないように裁断することも大切だと思います。
ということで、
100均材料でも好みの大きさのポーチが
いろいろ作れますので、
よかったら作ってみてね〜
おっと!
肝心なことをまだ解答してなかった!
なぜファスナー縫い代を
中途半端な数字の7㎜にするかってこと。
え? もういらん??
あのね、←って、書くんかーい(^_^;)
長くなるけどごめん。
ファスナーの縫い代は
別に5㎜でも良いんですよ。
物差しの目盛が見やすいしね。
でもね、
ファスナーと布端を揃えたいときに
ファスナー縫い代を5㎜にすると、
本体布の縫い代も5㎜になるわけで、
本体の縫い代としてはちょっと少ないかな?
って思うわけ。勝手にね。
じゃあ、本体だけ1㎝の縫い代にして、
ファスナーを5㎜ずらせて縫えばいいじゃん
って、これね、
実際にやっている人のも見るんだけど、
慣れないとけっこう難しいと思う
だからやっぱり、
ファスナーの端と本体の縫い代端を揃えて縫う方が簡単
だと思います。
じゃあ、太いファスナーで計算したら
縫い代が1㎝でもファスナー内で取れるから、1㎝でいいじゃん
うん、計算上では出来るよね。
でも、
実際に片押さえタイプのファスナー押さえを使っても、1㎝って難しいと思う。
それは、コイルの厚みがかなりあるから。
中表にして縫っていると、
ファスナーテープだけ押さえに持っていかれるんだよね〜。
などなど、
いろいろ考えて
ファスナー縫い代7㎜でやってます。
7㎜で布端と揃えてファスナーを縫うと、
縫い代幅的にもまあまあな感じがするし、
見せ幅のバランスも良さげだし、
何より、
この押さえが使えるから好き。
右のやつね。
ジッパー押さえともいうのかな?
この押さえだと、
針の両側で布が押さえられて安定する
…ような気がするから好きなんです。
って理由でした。
ちなみに
この2ミリ押さえは家庭用でも売ってます。
が、私は使ったことがないので
ご購入は自己責任でお願いしますね。
あ、そうだ!
初心者の方で、
やっぱりフェイクレザーを使うのは怖いわ。って方のために、
ぴったりな素材を見つけました!
またまた100均にありましたよー
立体型押しフェルト!
フェルトを熱で型押ししてるのかな?
パリパリしてるけど薄くて縫いやすいです。
切りっぱなしOK。
縫い代始末はいらないです。
さっそく作ってみました
1枚なのにしっかり形が出ています。
レザーのような重みはありませんけど、
そこまで安っぽくもなさげ。げ?
ただね、
1枚でひとつしか裁断できません。
(フェイクレザーは1枚で2個取れる)
ちょいお高め か?ww
ケチなねこミシンは端切れが勿体ないので
こんなのくっつけてみました
うーーーん なんかしょぼい。
ファスナーと花のテイストが合わん気がする。
はい、
最後にコケた感が否めませーん
てことで、おしまい。
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嬉しいことに、
このエコティッシュケースの作り方を
さっそくやってみてくださった方がいらっしゃいました!
ここに無断リンク貼らせていただきますね。
ゆうゆうさんは着物リメイクされてるから初心者じゃないです。
だから、ちゃちゃっと応用して
ポケットティッシュケースも作ってくださってます。流石ですね
ゆうゆうさん、
ありがとうございました
以上、
マジで下手すぎてややこしい説明に
最後まで辛抱強くお付き合い頂き
誠にありがとうございました m(_ _)m