もう少しで全ての物件が満室
。
しかし、残りわずかな空室がある
。

その空室の最大の理由は、隣の入居者
。
以前、仲介業者が入居希望者を案内したところ、その入居者が出てくる。
出てくるだけでなく、一方的に話をしたとのこと。
入居希望者は、その隣人のことを理由で断る
。
問題の入居者は65歳の独身男性。
ホテルの清掃業務の仕事が主な収入源。
家賃は滞納せず、毎月しっかり入金している
。
問題は、医者ではないのではっきりとしたことは言えないが、コミュニケーション(会話)能力が著しく欠けている![]()
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。
相手に一方的に話しかけるだけでなく、時々、何を言っているか分からないことも多々ある
。
そこで、問題の入居者(以下、@@さんとする)と話をするために、アパートを訪ねる。
すると、ちょうど、昼ご飯を近隣のコンビニで購入した帰りだと思われる@@さんに遭遇。
私:「@@さん、今、時間は大丈夫ですか?話があります。隣の空室部屋を開けるので、入ってください。」
@@さん:「わかった。すぐ行く。」
私:「以前、仲介業者がこの部屋を案内した時に、出てきて話しかけたでしょ?」
(突然、肩を震わせて怒り出す
)

@@さん:「そんなことしていない。そうやって僕をいじめる
」
@@さん:「僕は心臓に病気があるんだぞ、みんなで僕をいじめる
」
私:「別にいじめていません。ただ、事実を聞いているだけです。」
私:「分かりました。仲介業者とあなたの言っていることが違っています。今更、言った、言わないを責めたりしません。」
(@@さんはやっと落ち着きを取り戻す)
私:「入居希望者の中には、コロナ禍の今、あなたのように持病を持っている人が、人との接触をさけるため、アパートを選ぶ人がいるの。」
私:「そのような人に、声を掛けたり、あいさつしたりされたら本当に困るの。分かる
」
@@さん:「大家さんの言っていることは、よく分かる。これからは一切、声を掛けない
。」
私:「@@さんは一度もお家賃を滞納したこともなく、部屋も綺麗に使っています。」
私:「あなたにも、末長く住んでもらいたい。同じように、早くここの入居が決まってほしいの。だから、ここに来る業者さんや他の入居者さんに、声を掛けないでね。」
@@さん:「分かった!約束する![]()
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」
(突然、握手を求めてきた。)
私:「コロナだから、握手はやめよう
」
以上のような会話を交わした。
私なりに相手に分かりやすぐ話したつもり
。
@@さんのプライドを立てながらも、こちらの言いたいことはしっかりと伝える
。
公務員時代に培った会話術が役に立つ
。
2人の会話後、上記の話をするために仲介業者を訪問。
私:「もう@@さんが出てくることはないと思います。万が一、出てきたら、私に教えてください。私の方で、責任をもって対応します。」
業者:「ありがとうございます」
@@さんの特性上、できるだけ具体的、分かりやすく話をすれば理解してくれる
。
逆を言えば、理解したら、バカ正直に守ろうとする
。
人には必ず長所と短所があり、短所
も活かしようによっては、長所
となる。
その長所を最大限に活かし、Win-Winの関係を築きたい
。

早く空室が埋まることを切に願う
。